
写真説明:台風一過、いつもの散歩道の空は晴れました…。
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ラジオのニュースは新しいのですが映像が伴いません。
大きなニュースの映像は、新聞で動かない写真を見るか、
ニュース映画館で見るしかありませんでした…。
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テレビのニュースもニュース映画のようにフィルム映像です。
テレビのニュースは、ベル&ハウエルの16ミリ、フィルモで撮影されます。
テレビ局の報道局の中に暗室がありました。
報道カメラマンが取材してきたフィルムを暗室の現像機で現像します。
現像したフィルムはネガ(陰画)ですから、プリンターでポジフィルムに焼き付けます。
このポジフィルムを編集室で、アナウンス原稿の長さに合わせて編集します。
フィルムは映像のみで音声はありません。同時録音は映画並みに大変です…。
画面に挿入される、とりきりのテロップ、スーパーインポーズのテロップなど、
美術部のタイトル係が写植機で作ります。
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主調整室のニュース送出用のコーナーで放送します。
ニュースの項目に合うようにセレクトしたレコードを、レコード係は流します。
アナウンサーはアナウンスブース(マイクロホンと小型のテレビモニターが
置かれています)で、ニュース原稿を画面に合わせて読みます。
決められたスケジュールで、ネット回線で送られてくるニュースと、
ネット回線で他局に送り出すニュースを切り替えながらニュースを作っていきます。
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緊急、特ダネ取材で放送時間ギリギリのときなどは、
現像された生乾きのネガフィルムをネガのまま(陰画)プロジェクター(映写機)にかけて放送します。
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テレビ用プロジェクターに数段ある映像増幅回路をスイッチの切り替えで一段飛ばすとネガがポジになります
