田口みすず著の入門書でブラインドタッチ を練習していくうちに,
せっかくここまで出来たのだから,商工会議所のワープロ技能検定を
受けないかと…
申し込み手続き,受験料,試験スケジュールなど書かれています。
田口みすず著の入門書の後は,模擬試験風の文章が続いています。
これ練習問題を時間内に打ち込むと合格するとあります…。
20年前、大阪市の商工会議所が試験を年二回行っていました。
1級~4級のうちワープロ技能検定3級に挑戦することにしました。
大阪市中央区の商工会議所に申し込みにいきました。
地下の売店でワープロ技能検定3級の模擬試験問題集がありました。
毎日,模擬試験問題集を練習しました…。
試験は自分の機械を持ち込んでも良いのです。
ワープロの機械メーカーによって、
試験会場が大阪市内のあちこちにありました。
NECの「文豪」は××タイピスト学院,富士通「オアシス」は△△経理学校
私は東芝の「RUPO」です。試験会場は商工会議所内でした。
試験は,午前中が文章を打つ実技試験で,
午後が,簡単な文の送りがなの間違いなどを直す問題と
フロッピーディスク」とは何かなどの常識問題でした。
受験生はオフィスや会社の若いOLが大部分です。
男性や私のような年寄りは少なかったです。
ワープロは大型の機械を借りるか、自前の機械を持ち込むかですから、
試験会場の後に東芝の大型のワープロ「トスバック?」が何台か据えてありました。
若いOLが機械にフロッピーを入れて立ち上げていました。
その機械の送風ファンが
「ワーン…」
と試験会場に響いていました。
… … …
ワープロの実技試験が始まりました。
試験官がトレーニングとして練習問題を配ります。
それを機械に打ち込むだけです。
試験官が
「ヨーイ、始め…」
で受験生は一斉に打鍵します。
私の後の若い女性の打鍵のスピードが猛烈に速く聞こえます。
きっとローマ字打ちなのでしょう。
私のカナ入力の倍のスピードに聞こえます。
しばらくして、試験官はストップウォッチを押して
「止め…」
と号令をかけられました。
私は、トレーニングの練習問題の8割くらいしか出来ません。
日ごろ使い慣れている自分の機械なのに気持ちが焦って
練習問題が仕上がりません…。
… … …
やがて試験問題の本番が配られました…。