ベーシックの機械の映像はRFに変換して,テレビの1チャンネルで見ていました。
ベーシックのプログラムは外部記憶装置のカセットデッキにセーブしていました。
せっかく出来たプログラムをカセットにセーブしないで、
コンピューターの電源を落とすと,プログラムは消滅します。
これは今のコンピューターでも同じですが。
プログラムは英語で、日本語はカタカナが扱えるだけでした。
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東芝のワープロRUPOが来てから, いよいよ漢字が使えるようになりました。
ワープロは書きかけの文章をそのまま中断して,機械の電源を落としても,
次にスイッチを入れますと、書きかけの文章のところが画面が出ます。
文章を熱転写プリンターで,印刷するとキレイに仕上がります。感激です。
ベーシックの機械ではプログラムの入力はローマ字でしたから,
ワープロの原稿入力もローマ字で入力していました。
田口みすず著の「らくらくブラインドタッチ」を本屋で入手しました。
この本によると,文章を考えるのは日本人だから日本語で考える。
文章を入力するのにローマ字の綴りを考えず、文章を直接かな入力でしましょう。
この本は,文章が作ってあって,入力していくと、
両手の指使いがマスター出来るようになっていました。
原稿入力にはディスプレーと原稿を交互に見て,
キーボードを眺める,いちいち三方を見るのはなんとも
能率が悪く身体が疲れました。
かな入力に切り替えたときは指が動きませんでした。
右手で ま、の、り、れ。左手で は、し、と、ち、がホームポジションです。
どんなにキーの位置がわからなくなっても、絶対キーボードを見てはいけない。
キーの位置は手探りで探せを守りました。
マスターするのに約,20日間と書いてありましたが、私は一月かかりました。
一応かな入力をマスターして試しに英文入力をしてみますと,
左手はF,D,S,A,、右手はJ,K,L,;, ホームポジションになっていました。
田口みすずの本に出会えたことがよかったと思っています。
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その日の産経新聞の第1面記事や産経抄をストップウォッチで測りながら,
入力します。その日の記事の漢字の割合によりますが
大体,750字を20分かかっています。
だんだんはやくなって10分台になってきました。
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それから20数年たちます。「ボケ防止」ため、
いまも,産経抄だけはストップウォッチ片手に入力をしています。
最近の時間は14分~18分ぐらいです。
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