初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

テレビニュースと音楽 ①

2009年08月13日 17時59分57秒 | Weblog


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テレビのニュースは、ニュース映画を参考にしていました。

ニュース映画では、項目毎に違う音楽がかぶさっていました。

テレビニュースでも、ニュース頭の、とりきりのテロップからLPレコードの音楽を

かぶせていました。

明るい話題は軽快で明るいもの、悲しい話題は沈んだ音楽が流れました。

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主調整室のニュース送出卓には、ニュース技術者に交じって、

LPレコードを流すAさんがいます。

Aさんは、ニュースをプレビューして、レコード室のレコードを選んでいます。

Aさんはクラシック愛好家で、市内の音楽会によく出かけていました。
  
彼はクラシック、軽音楽を問わず、多くの曲のイメージがメモリーされています。

ニュースのプレビューで曲目が即座に選び出せます。

しかも、彼は、ひとつのニュースの項目に2種類のレコードを用意していました。

LPプレーヤーは二連です。ターンテーブルは直径50センチほどの大きな砲金製です。

分厚いフェルトが敷いてあります。LPレコードは30センチですから、

ターンテーブルの方が一周り大きいです、

Aさんはターンテーブルにレコードを乗せて、オイルダンプのピックアップを

目的の溝のあたりに乗せてターンテーブルのフェルトを左手で正逆に少し回します。

プレーヤーのモニタースピーカーから、「ブーッ…」曲の頭が聞こえます。

そこがニュースの項目で使う曲の頭が出ます。

横のプレーヤーも同じようにレコードの頭出しをしてスタンバイします。

プレーヤーに別の曲を頭出しをする理由は、他局のネットニュースの音楽と

ダブらないようにするためです。かって、他局のネットニュースで

Aさんが選んだ曲を先に使われたことがあったそうです…。

 ニュース送出が近づいてくると、ターンテーブルのフェルトを左手で押さえたまま、

プレーヤーのモーターのスイッチを入れます…。

フェルトを左手で押さえていますから、ターンテーブルは回っていますが、

フェルトでスリップしてレコードは回っていません…。

とりきりテロップに映像が切り替わったとたんに、右手でプレーヤーの

アッテネーター(音量調節のツマミ)をさっと上げて、

フェルトから左手を離します…。

見事、テロップに合わせて音楽がスタートしました…。

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LPレコードのことを皿といっていました。

Aさんの仕事を「皿回し(さらまわし)」というのが業界用語です。

厳しい仕事なのに、いやな用語です…。

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