
平岩弓枝の作品を読むことにしました。
テレビドラマでも「ありがとう」、平岩弓枝の作品をよく見ました。
御宿かわせみの途中の巻(題名を忘れました)から読み始めました。
例によって,バックナンバーを次々、読み進みました。
最初は毎日新聞社発行の「江戸の子守唄」「水郷から来た女」に
たどり着きました。
「サンデー毎日」に連載されていたようです。

ストーリーは大川端の旅籠,かわせみを
経営する美貌の主人るいと
神林通之進の弟で居候している美男で剣の達人、東吾は、
相思相愛です。
東吾はるいの、かわせみへ通います。

日本中に女性フアンも多く,ストーリーに事件が起こると,
それに対するファンレターが届くと,
平岩弓枝のエッセーで読みました。
… … …
東吾,るいを取り巻く人物に,
畝源三郎、新妻の千絵,など大勢絡みます。
平岩弓枝にとって,大河小説と言われるほど
長いストーリーに発展しました。
脇役,畝源三郎が 千絵と祝言を挙げる巻が出版されると,
作者へお祝いが届いたようです。
畝源三郎・千絵が結婚すると,源太郎,千代の二人が誕生します。
また、ファンからお祝いが届きます。
そのうち、ファンは生まれた子供の年齢が気になります。
今は,何ヶ月,七五三のお祝いが近いとか,
子供の年齢を数えると,親の年齢も気になります。
… … …
御宿かわせみの登場人物がそれぞれ祝言を挙げて,
子供が生まれるところから、小説のヒーロー、ヒロインは
年齢を重ねることになります。
やがて,明治維新あたりで御宿かわせみのストーリーは終わります。

この本の装画は蓬田(よもぎだ)やすひろです。
彼は引っ張りだこでほかの時代劇の文庫本から、
ハードカバーまで本屋の店先でよく見かけます。
… … …
「御宿かわせみ」の終わりの近くで,ストーリーに追いつきました。
文藝春秋の月刊誌「オール読物」の後の頁に連載されていて,
毎号が楽しみでした。
挿絵の蓬田やすひろの白黒の絵も楽しみでした。
平岩弓枝の「御宿かわせみ」にはよく似合う装画で,雰囲気もぴったりです。
平岩弓枝は1年ほど休んでから「新・御宿かわせみ」となって再開されています。
… … …
http://www.ne.jp/asahi/on-yado/kawasemi/
内田康夫の浅見光彦が魅力的な女性から
ひたすら逃げるのもわかります。
いつまでも独身でいれば、ヒーローは歳をとりません。
あのジェームズ・ボンドも結婚しませんでした。
