初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

澤田ふじ子

2009年09月28日 15時35分11秒 | Weblog


写真説明:朝方,組み立てられた地車の試し引きが行われました。

夜になると地車に飾り付けられた提灯に灯りが点ります。

昨夜はその点灯試験もかねて、提灯に灯りが点けられて

駅前広場に各町内からの地車が勢揃いしました。

昔は,蝋燭だったのでしょうが,今、提灯はタングステン電球です。



写真から,提灯の数を数えてみました。

大体,120以上あります。

提灯の電球を仮に40Wとして計算すると,

40W×120=4800W=5KWとなります。

その電源は地車の屋根の上に,発発(はつはつ)

「発動発電機、灯油かガソリンでエンジンを回して、

つながれた発電機で電気を起こす」が置いてあります。

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一際明るい電球型の蛍光灯を使った地車があります。

タングステン電球に比べて,

能率はいいのですが、伝統の地車に,

色温度の高い蛍光灯の提灯は,どうなのでしょうか。

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澤田 ふじ子(さわだ ふじこ、1946年 - )は愛知県半田市生まれ。

京都市在住。

愛知県立女子大学(現・愛知県立大学)卒業後、高校教師、

西陣織工等の勤めを経て、1973年作家デビュー。

以後、時代小説を中心として数々のシリーズを発表している。とあります。

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恵比寿町火事(公事宿事件書留帳)

公事宿の居候・田村菊太郎が前代未聞の前言撤回。

その言葉を引き出した義賊の天晴れな心意気とは? 

金や権力では計れない人間の価値を問う6編を収録した、

時代小説シリーズ第8弾。


登場人物

田村菊太郎…京都東町奉行所同心組頭の家の長男に生まれながら,

妾腹のため腹違いの弟に家督を譲ろうと出奔した過去を持つ,

公事宿(くじやど…現在でいう弁護士事務所兼宿泊施設)に

居候をしながら、数々のじけんを解決する。

お信…菊太郎の恋人。

鯉屋源十郎…公事宿「鯉屋」の主。

田村鉄蔵…京都東町奉行所同心組頭。

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京都在住の作家ですから,舞台は京都市内です。


公事宿がずらっと並ぶ大宮姉小路(おおみやあねこうじ)の界隈でも…

菊太郎は空高く飛ぶ鴉を仰ぎながら,川端道に姿を現した…。

南に行けばすぐに三条大橋だが…。

などの記述に,電車であちこち歩き回った私には,

それぞの地名(町名)の場所は分かっています。

物語の距離感が手に取るように分かります。

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装画は蓬田やすひろです。