マカロニ・ウェスタンの「荒野の用心棒」や
本場西部劇の「荒野の七人」のストーリーは
時代劇「用心棒」、「七人の侍」の黒澤明作品を
下敷きにしています
黒沢明作品はすべて力作ぞろいですが
興行的に撮影所にとってあまり
歓迎できる作家ではありませんでした
撮影所で企画された映画は
クランクイン前にすでに封切日が
決まっています
黒澤明の制作で
ロケーション現場の雲の形が
気に入らないと
ロケが中止になることが
ありました
従って、制作スケジュールが
大幅に狂ってしまいます
黒澤明監督は良心的に映画を
制作するのですから
文句は言えないのですが
映画館の上映スケジュールで
封切り日に映画を上映できないと
映画会社にとってその手当が大変なのです
黒澤明監督作品は、良心的で真面目な
なのですが
娯楽作品ではないので観客動員が
もうひとつでした