黒澤明作品は現代劇も時代劇もありました
「酔いどれ天使」(東宝)、に始まって
「静かなる決闘」(大映)、
「生きる」(東宝)、「醜聞」(松竹)
とあちこちで制作されていました
いずれも、重厚な現代劇ですが
時代劇「七人の侍」は
いままでの黒澤明作品と違って
映画の面白さを徹底的に追求した剣劇の
娯楽大作でした
宮口精二の扮する剣豪の居合抜きを
スローモーション撮影は新鮮味がありました
チャンバラ(剣劇)シーンで敵味方が入り乱れて
お互い刀を振り回して走り回るアクションも
説得力がありました
剣劇で刀が触れ合い、肉が切られる
チャリーン…
バサッ…
のオーバーな効果音は強烈でした
フジテレビの連続時代劇「三匹の侍」や
他の時代劇映画にも影響を与えました