黒澤明の「七人の侍」はチャンバラを
ふんだんに入れた娯楽大作でした
どしゃ降りの雨の中を
馬にまたがった盗賊群が
村に略奪にやって来ます
それを迎え撃つ七人の侍の場面は
クライマックスシーンでした
雨と泥んこの中に馬も紛れ込んで
大変な立ち回りシーンでした
… … …
それを望遠レンズを付けたマルチカメラで
撮影されたようです
望遠レンズのカットは距離感ない
押し詰まった構図になります
そのカットが断片的につながれていました
助っ人の「七人の侍」に
大勢の村人,ずぶ濡れと泥んこの
俳優さんたちは大変だったでしょう
それまでの時代劇の立ち回りは
殺陣師が型を作って
主演の俳優さんが
千鳥とか山型とか
踊りのような立ち回りでした
… … …
黒沢明の立ち回りは
敵味方、扱う刀をまるで棒きれのように
振り回して戦います
… … …
昔の侍の真剣勝負は、きっとこのように
刀を振り回して戦ったのだろうと
観ている私は納得しました