平家物語、沖に浮かんだ平氏の軍船に
扇の的が揚がっています
それを馬に跨った源氏の武者那須与一が
岸辺から弓で射落とす名場面があります
この新平家物語の映画ロケーションがありました
当時は、岡山県の宇野桟橋から
宇高連絡船で四国の香川県高松市の港に
入港する大変なロケでした
ロケ隊の乗船した連絡船が
高松港に近づくと吹奏楽団の
演奏が聞こえてきました
連絡船が入港するとなんとロケ隊歓迎の
横断幕と花束で俳優さんは大歓迎されました
映画のロケは筋書きに関係なく
猛烈な中抜き撮りをします
湾には平家の軍船が並んでいるだけで
岸辺の観客にはなにを撮っているのか
さっぱり判りません
… … …
見物のおばあさんは
「結構なものを見せて貰って
思い残すことがない…」と
つぶやいていました