ビデオテープの編集は
「切り編(きりへん)」と呼ばれて
映像技術者の安全カミソリで
切断編集する神業に
頼っていました
テレビ局出入りで
放送機器のメンテナンスを
受け持っていた
N川電機が切断したテープの
同期信号の切れ目を自動検出して
安全カミソリ付きアームが
でてきてテープを切断する道具を開発しました
N川電機はこの編集機を
全国のテレビ局に売り込み始めましたが…
… … …
まもなく、ビデオ・テープを
物理的に切断することなく
ダビングで編集する
「電子編集」が行われるようになりました
もうビデオテープを
切断することなく編集できるようになりました
編成局長、制作部長のテープ切断の許可はなくなり
自由に編集出来るようになりました
この「電子編集」でデイシーン、ナイトシーン
の照明チェンジや
ドラマ途中での衣裳替えなどの
自由度が増しました
しかし、ドラマの屋外シーンは
大型中継車を使ってロケーションしなければ
なりませんでした。