経営コンサルタントへの道

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■【あたりまえ経営のすすめ】2部 管理編2-20 プロ管理職のリーダーシップ ビジネスパーソン・経営者・管理職にとって不可欠なリーダーシップ

2023-02-10 12:03:00 | 【心 de 経営】 あたりまえ経営のすすめ2 管理編

■【あたりまえ経営のすすめ】2部 管理編2-20 プロ管理職のリーダーシップ ビジネスパーソン・経営者・管理職にとって不可欠なリーダーシップ

 多様化の時代になり、ホンモノ智恵が求められる昨今です。

 世の中には、「専門家」とか「プロ」と呼ばれる人が多数いらっしゃいます。

 ところが、残念なことに、その大半というのが、「エセ専門家」「エセプロ」なのです。

 管理職も、“真”のプロ管理職にならなければなりません。

 ホンモノのプロ、要は「“真”のプロ」とは、どの様な人を指すのでしょうか。

 エセプロの多くは、「あたり前のことが、あたり前にできる」ということを軽視しています。

 「今の時代、最新の経営理論に基づく経営が重要である」と「あたり前」を蔑視をしている人もいるほどです。

 では、「あたり前」とは、なんでしょうか?

 「“真”のあたり前」を知らずして、あたり前を軽視して欲しくないですね。

 あたり前は、その辺に転がっているのではなく、「あたり前は創るもの」です。

 1970年代から、半世紀近くの経営コンサルタント経験から、最善の策ではないにしても、ベターな策を講じるための智恵をご紹介してまいります。

メモ

■ 2部 【管理編】 プロの管理職のあり方

 本シリーズは、経営士・コンサルタントなどの経営専門業・士業の先生方を対象として、第1部の【経営編】をお送りしてきました。しかし、その内容は、視点を変えれば経営者・管理職のためのお話でもあります。ビジネス界においては、フレキシブルな視点の持ち方をできる人が高く評価されるのです。

 筆者は、経営コンサルタントという仕事柄、しばしば管理職研修も実施してきました。その時に、必ずといって問うことは、「管理とは何でしょうか?」ということです。

 管理職の皆さんは、よく勉強していて、私より立派な回答が返ってきます。

 「では、それをどの様に実務に活かしていらっしゃいますか」と問いますと、期待するような回答が返ってきません。

 難しいことを勉強しすぎているのではないでしょうか。知識と実務が乖離していますと、せっかくの知識が知恵として活かせません。

 管理職として、「あたりまえ」なことが、実務で行われているのかどうか、謙虚に自分自身を見ることも大切なのではないでしょうか。

 管理職は、「管理とは何か」「温かい管理」を正しく理解しなければ、部下からも、上司からも、社会からも正しく評価されません。

  温かい管理とは
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/8b7833c2ebc019660a3813e9dedbf92f

 ここでは、管理職なら誰もが知っているようなことを整理してみました。

 知識としてはご存知のことでしょうが、それを実務に活かすにはどうしたらよいのかを考えてくださる契機となると幸いです。

 

■ 第2部2章 プロ管理職のリーダーシップ 

 私達は、ひとりでは生きていくことはできません。社会や組織に所属して、他の人と共に力をあわせることが、近道といえます。そこに求められるのが、「リーダーシップ」です。

 管理職だけではなく、ビジネスパーソンにはリーダーシップを取れることが、成功への近道であり、自己実現には不可欠といっても過言ではありません。では、ビジネス界におけるリーダーシップとはどのようなものなのでしょうか。原点に戻って、再度考え、新たな気持ちでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

■ 2-20 ビジネスパーソン・経営者・管理職にとって不可欠なリーダーシップ

 人類の原始社会では、皆がお互いが助けあっていて、富や権利が平等でした。しかし、人口が増えるにつれ、集団同士の利害が反するようになり、社会生活が変化して来ました。リーダーの出現です。

 今日では、ICTを中心とした技術変化から、経営環境が大きく変化して来ているだけではなく、IoTの浸透に伴い、その変化が、これまで体験してことのないスピードで起こっています。

 その変化が、国や地域といった境界線を超えて、ヒト・モノ・カネ・情報など、経営資源が流動化し、グローバル化によって、さらに急速に、広大に、劇的に進展し続けています。

 「国際」というのは境界線がありますが、「グローバル」というのは、壁が取り払われた状態です。これまでは同質でありましたが、いまや、異なった文化や言語、人種、慣習などが、一緒くたになっているのです。

 その様な状態では、一人一人が自分の特質を活かせ、それを束ねる、組織活動ができるリーダーシップが不可欠な時代なのです。

 ビジネスの世界だけではなく、日常生活におきましても「リーダーシップ」の存在なしには暮らしていけないといっても過言ではありません。リーダーシップの有無や質が、組織としての力の差として現れてきます。


 では、リーダーシップの質というのは、どこに起因しているのでしょうか。

 古典的なリーダーシップ論では、リーダーシップとは先天的な能力・特性であると考えられていました。

 長年、経営コンサルタントという業務に携わってきましたが、リーダーシップのある人の行動からコンピテンシーという視点で、その質の違いを生む要因を見出せていません。複数の要因のいずれかに属することはありましても、全てのリーダーシップのある人全てに共通している因子があるとはいえません。リーダーシップの取り方は、人によって結構バラバラなのです。

 裏を返しますと、状況に応じて臨機応変に対応できる人が、リーダーシップのある人といえるのかもしれません。

 これがリーダーシップの取り方やそれを身に付けたいという方法論を難しくしているように思えます。ここでは、ビジネスの世界を対象に考えてゆきます。


 リーダーシップとは「指導力」とか「統率力」と訳されます。与えられた業務を、できる限り少ない経営資源で、与件を満たす最大の成果物を得られるように個人やチーム、組織に対して行動を促す力、という仮説で話しを進めてまいります。

 では、P.F..ドラッカーは、リーダーシップについて、どのように説明しているでしょうか。

 ドラッカーは、リーダーシップというのは生まれ持って与えられた天分ではなく、後天的に備わるものであるという見方をしています。そして、「仕事・責任・信頼」という言葉を使って定義づけています。

 リーダーシップについて、ドラッカーの考え方の一つは、「リーダーシップは仕事である」ということです。組織が目指すべき目標を実現のために、その方策に優先順位をつけ、その実施のための「ものさし」を明確にし、目標に向かって他の人を引っ張ってゆくのが「リーダー」で、その力を「リーダーシップ」と言っています。

 すなわち「リーダーシップ」は、管理職など、特定の地位にいる人に与えられた特権ではなく、その他千葉にいる人の「責任」と捉えるべきであるとも言っています。

 リーダーは自分の部下や関係者などを支援しながら、その結果に責任を持つことが求められるのです。すなわち、何かがうまく行かなかった場合は、その担当者だけの責任ではなく、リーダーは、それ以上の責任を負うのです。

である、とも言いました。組織的活動において、リーダーは失敗を人のせいにしてはいけません。メンバーの行動の責任はリーダーにあるのです。 

 すなわち、責任を取れる人がリーダーであり、その姿勢が、部下や関係者からの信頼を得ることに繋がるのです。

 

 

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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県山形市 文翔館庭園(県政史緑地)3 大正時代の県庁舎にマッチした廻遊式庭園

2023-02-10 10:33:00 | 【カシャリ!ひとり旅】 宮城・山形・福島

 

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県山形市 文翔館庭園(県政史緑地)3 大正時代の県庁舎にマッチした廻遊式庭園

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

 

■■ 文翔館庭園(県政史緑地)3 大正時代の県庁舎にマッチした廻遊式庭園

  https://www.gakushubunka.jp/bunsyokan/

 「文翔館」(ぶんしょうかん)は、大正時代に建てられた、かつての山形県庁舎を活用した公共文化施設です。横に並ぶ2棟の洋風建築が「山形県旧県庁舎及び県会議事堂」として国指定重要文化財となっています。1916年(大正5年)に建造されたイギリス・ルネッサンス様式の重厚な石造り・レンガ造りの建築です。

 前庭「県政史緑地」には、回遊式の日本庭園や、県会議事堂前には洋風の庭園もあります。

 昭和後期に山形県庁が新たな建物に移転したのち、旧県庁舎の保存修復工事が10年ほどかけて実施されました。それにあわせて建物周辺も緑地公園としての整備を開始され、現在見られる和風庭園などが作庭されました。

 1995年(平成7年)に「山形県郷土館(文翔館)」としてオープンしました。

 庭園は、秋にはモミジや楓などの紅葉が楽しめ、春にはしだれ桜が咲き乱れます。また旧県庁舎の中庭もレンガに囲まれたヨーロッパのような雰囲気を感じられる空間になっています。

 山形の中心商店街・七日町通りのつきあたりにあるこの洋風建築は今なお山形市のランドマーク的存在で多くの市民にとっての憩いの空間となっています。その一方ドラマや映画のロケ地としても使われています。


 庭園は、ジョサイア・コンドルの弟子である田原新之助による設計で、設計顧問は米沢藩出身の中條精一郎がつとめました。中條精一郎は、出身地・米沢に元藩主の邸宅で国登録有形文化財となっている『上杉伯爵邸』を手掛けているほか、熱海の岩崎家別邸(現『熱海陽和洞』。非公開。)では七代目小川治兵衛(植治)と共に仕事をしています。

 

■ アクセス


 JR山形新幹線 山形駅より徒歩約25分強 

  ※春〜10月まで観光案内所にレンタサイクルあり
 山形駅より路線バス「市役所前」バス停下車すぐ

 

 

文翔館正面

 

国指定重要文化財

1916年(大正5年)に建造されたイギリス・ルネッサンス様式の重厚な石造り建築

 

 

 

正面玄関上のベランダから見た日本庭園

 

ベランダから見るユニークな形の四阿(あずまや)

 

四阿を雄ネジ目線で見る

 

雪支柱(左)と雪吊り(右)

 

文翔館建物前から庭園中央部を望む

 

赤く染まった紅葉

 

石橋から庭園北半分を見る

 

 

石橋横のせせらぎ

 

四阿のある南半分がせせらぎ

晩秋で水が流れていませんでした。

 

石橋のすぐ上流

 

石橋の手前から上流のもう一つの石橋へ

 

 

 

せせらぎの上流方向を見る

 

さらなるせせらぎの上流

 

せせらぎの源流地点

 

市民のためのほっこりする庭園の旅を終わります。

 

 

  リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm

 

 

  ■ カシャリ! ひとり旅

 

 




ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【話材】 昨日02/09のつぶやき 山形県天童市 佛向寺 天童公園近くの浄土宗寺院

2023-02-10 07:08:23 | ブログでつぶやき

 

  【話材】 昨日02/09のつぶやき 山形県天童市 佛向寺 天童公園近くの浄土宗寺院

 

経営コンサルタントとして感じたことを毎日複数のつぶやきをブログでお届けしています。

もし、お見落としがありましたり、昨日のブログで再度読みたいつぶやきがあるというときに便利なページです。

本日も、複数のブログで、つぶやき済です。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/7d5a29ed5af50276f238e0e28719732f

曇り

■ 昨日は、下記のリストのようなことをつぶやきました。

konsarutanto   ◇ 昨日のつぶやき ◇ 

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 【カシャリ! ひとり旅】を映像にして紹介しています。

   ユーチューブで見

 

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