【経営コンサルタントへの道】7 経営コンサルタントとしての成功のポイント 1 プレゼンスを多くする
プレゼンスを多くする |
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日本の二大経営コンサルタント資格といわれるような中小企業診断士や経営士の資格を取れたからと言って、クライアントから仕事の依頼があるわけではありません。まずは、自分の存在を示す必要があります。
自分の存在を示す、すなわちプレゼンスを多くすることが経営コンサルタントには重要です。
大企業のようにテレビや新聞などのマス媒体を利用できればよいですが、多大な費用がかかってしまいます。パブリシティは無料であったり、少ない費用で利用できたりするといいましても、なかなか採用されません。
まずはネット利用から始めてはどうでしょうか?ウェブサイト(ホームページ)を開設したり、ブログやツイッター、メールマガジンやメーリングリスト等々、いろいろな方法を利用したりすることができます。誰もが思いつく方法だけに、差異化に工夫を凝らす必要があります。
書籍出版や雑誌寄稿は、プレゼンスを多くする効果とともに、名刺代わりに、使い方次第では名刺以上の働きをするでしょう。
自分が寄稿した雑誌のコピーを名刺とともに手渡すことにより、自分の専門性を訴えることができます。それに裏付けされた「信用」という見えない商品を提供することにもなります。
書籍出版は、雑誌寄稿より効果が高いかもしれません。しかし、今日の出版事情は非常に厳しく、書籍を出したくても出版社が受け入れてくれません。出版協賛金や書籍買い取りなどの条件をつけられるのが当たり前と言えるほど、著者にとってのリスクもあります。
自費出版という方法も考えられますが、費用対効果という点で結構難しいです。ちょっとした書籍でも何十万円から百万円を超えたりします。書店に並べてくれるといっても限られた書店に限定され、陳列も隅の方であったり、陳列期間に制限があったりもします。
経営コンサルタントは、いっそのこと「書籍出版は名刺代わり」と割り切ってはどうでしょうか?そうなるとできるだけ安く書籍を作る方法を考えましょう。リスクの少ない方法の一つが「ODP」、すなわち On-Demand-Printing の利用です。極端な話、一部だけでも書籍として印刷してくれる方法です。
電子出版という方法も考えられますが、プラットホームという、ネット上の電子書籍の販売店と契約をしなければなりませんが、そのやり方に慣れないとスムーズにいかないこともあります。しかし、コストも少なくて済みますので、今後は電子書籍ということも重視すべきかもしれません。ただし、名刺代わりに手渡す訳には行きません。名刺代わりになり得なくても、電子媒体で手渡すことは可能です。
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