■■【経済の読み方】何が起こった2016年1月を時系列に見る 前半
世の中の動向は、アラカルト的に見ることも大切ですが、時系列的に見ると、また異なった面が見えてきます。
ここでは、これまでブログ掲載してきました内容を、月単位に、コンパクトにまとめてご紹介します。
※ 月により文字数が多くなりますと、分割掲載することがあります。
◆ 2016年4月から替わる電力の自由化 2016/01/14
電力の「戦国時代」が幕を開けるといわれます、2016年4月から変更となります「電力の自由化」に着いてNHKの関口博之解説委員のお話を中心にまとめてみました。
これまでは、2000年に大規模工場から始まっていて、段階的に小規模な工場やスーパー、商業ビルなどと対象が拡がってきました。戦国時代といわれるのは、これまでは大手電力会社の地域独占でしたが、それが崩れることになります。すなわち、7800万世帯、8兆円市場といわれる電力市場ですが、そのシェアの奪い合いが始まることになります。
例えば東京電力が独占していました東京など首都圏に、関西電力が参入するという現電力会社同士の奪い合いが行われます。また、今まで電力とは関係のなかったガス会社や石油元売り会社、通信事業者、住宅メーカー、鉄道会社などが続々と名乗りを上げています。
これらの会社のことを、今後は「小売電気事業者」と呼ぶようになります。
小売電気事業者の中には自前の発電所を持つ所もありますが、他社の発電所と長期契約したり、他社で余った電気を融通しあう「卸電力取引所」を通じて調達することもできます。
一般家庭では従来の電力会社から、他社に切り替える場合には、スマートメーターへ切り替えが必要になりますが、特別に配線を替えるなどの必要性はありません。
これからは、電気とガスや通信をセットにした「セット割」などのサービスが続々と誕生してくるでしょうから、選択肢が増える反面、自分に最適な小売電気事業者を選ぶ知恵が求められます。
◆ ウィルス「ランサムウェア」のトラブルは定期的なバックアップで回避 2016/01/12
~ 組織における感染は組織全体に被害を及ぼす可能性も ~
ウィルスにもいろいろとありますが、そのひとつ「ランサムウェア」による被害が、最近再び流行していると独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、注意を促しています。IPAサイトのポイントを紹介しておきますので、詳細はIPAサイトをご参照し、被害を食い止めていただけると幸いです。
このウィルスに感染しますと、ファイルが暗号化されてしまいます。その結果、ファイルを開けられなくなってしまいます。感染したコンピュータはシステムへのアクセスができないのです。このトラブルを解除するため、不当な代金の支払いが要求されることもあります。
組織内の端末が感染してしまった場合は、被害が感染した端末のみでなく組織全体に及ぶ懸念があります。それでは業務ができず、大きな影響に繋がりかねません。
どの様に感染し、どの様な対策を打ったら良いのかについてご紹介します。 <詳細>
◆ TV番組にかこつけた投資勧誘の手口にだされないでください 2016/01/09
NHKの人気番組の一つに『クローズアップ現代』があります。その番組を騙(かた)った電話で、特定の企業名をあげて、株式や債券など有価証券への投資を勧めるケースが相次いでいるそうです。
NHKによりますと、NHKが投資の勧誘をすることは決してないそうです。また、NHKは特定の企業について、視聴者に対して意見を求めることもないと明言しています。
HNKに限らず、有名な企業や団体・組織からメールがあったとしても、頭から信用しない方がよろしいようです。
不審に思われた場合は、電話をいったん切り、NHKふれあいセンターへ問い合わせては如何でしょうか。
NHKふれあいセンター
電話 0570-066-066
受付時間:午前9時~午後10時(土・日・祝も受付)
インターネット活用の注意点
http://www.glomaconj.com/joho/it_pc/pc_internet.htm
◆ ”おらが村が消えてしまう”の解消法 2016/01/08
以前、当ブログで”おらが村が消えてしまう”という記事を書きました。テレビを見ていましたら、明大小田切徳美教授がその解決策を提示してくれました。
世の中には「もし毎年1%の人を呼び込めれば、町の人口減や高齢化は食い止められる」とする“理論”が注目を集めているそうです。年に数世帯ずつ家族が定住してくれれば、大規模な産業誘致や開発などしなくとも、数百人規模のコミュニティは存続可能というのです。
島根県邑南(おおなん)町などで、すでに実践が始まっていて、その効果が見えてきているのです。
移住してきた人の半数が40代までの人達で、その人達の表面上の収入は、東京など以前に住んでいたときよりも減少しているそうです。ところが、地方ですと、住居費が安いために、ローンの返済額が少なくて済みます。物価も東京などと比べて安いです。通勤時間も短くて済むこともあり、個人の時間が増え、生活の満足度は高くなっているそうです。
それだけではなく、老後を迎えるまでの貯蓄額は、シミュレーションによりますと反って地方にいる方が多いという試算さえ出ているのです。
地方移住で最も心配なのが仕事があるかどうか、その土地になじめるのかどうかです。過疎化が進んでいる地方の市町村では、この面での工夫をすることにより、1%の人口流入は十分可能で、”おらが村が消えてしまう”という心配は解消できそうです。
◆ PM2.5大気汚染粒子の拡散予測を見られます 2016/01/07
北京の大気汚染のひどさは、しばしばTVニュース他で話題になります。明日はどの様になるのだろうかということを全国的な文武予測を知ることができます。その代表的な情報源を紹介して起きます。
◇ NHK予測図(SPRINTARS)
この図はPM2.5など、大気中に浮遊する微粒子が、中国、インドや日本などの発生源からどのように拡散してゆくのかを計算し、日本全国各地のみならずインドから日本までをカバーした予測を、3時間ごとに区切って表示します。
地図上に、色表示されますので、大変わかりやすいです。
http://www3.nhk.or.jp/news/taiki/
◇ 環境省の「そらまめ君」
環境省が全国の大気汚染状況について、24時間情報提供しているサイトです。
大気汚染測定結果(時間値)と光化学オキシダント注意報や警報発令情報の、最新1週間のデータを地図から見ることができます。
http://soramame.taiki.go.jp/
◇ 国立環境研究所
国立環境研究所が開発を進めている大気汚染予測モデルを用いて、当日の光化学オキシダントなどの大気汚染物質の予測情報を試験公開しています。
http://envgis6.nies.go.jp/osenyosoku/
◆ 2016年はAIとIoTの年 2016/01/05
2016年は、AIとIoTの時代と推測しています。
IoTは、Internet of Things、「もののインターネット」のことですが、解りにくい言葉ですね。
Wikipediaによりますと「ものがインターネット/クラウドに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組みである」と書かれています。”もの”にICチップが埋め込まれ、ネットに繋げて利用できるようになります。すなわち、今まではPCとか携帯端末だけだったのが、多くの”もの”がインターネットに繋がり、今までのように人間が介在しなくても、”もの”同士が相互のコミュニケーションをとれるようになるというのです。
AI、Artificial Intelligence:人工知能で、ロボットが益々発展してきます。IoTは、アメリカが先行していますが、日本も追いつき、ヨーロッパ、特にドイツとの三つどもえの技術競争の時代となるでしょう。そこで高度化された技術がロボットに使われるようになりますが、そのソフトウェアのアウトプットがロボットで、その技術分野では日本が先行しています。しかし、ドイツやフランスの技術も侮れません。
競争は厳しいものの、まだまだ技術立国「日本」の道はありますね。
◆ ドライバーなしの自動車の時代が来るのか 2016/01/02
グーグルが先行していると言われる車の自動運転ですが、日本の自動車メーカーも黙って指をくわえているわけではありません。
日産は、車間距離や車線を認識し高速道路で渋滞した時だけ自動で走行する車を発売する計画で、2020年に一般道でも自動運転できるような実用化をめざしています。
トヨタも、自動運転への応用もできる人工知能の新たな研究拠点をアメリカに設立します。日本より法規が自動運転に適しているアメリカですので、研究開発を本格化させることができるでしょう。
特区に指定されている神奈川県藤沢市では、自動運転タクシーの実証実験を行う計画です。
安全性を確保しながら、利便性を活かす研究が期待されます。 <映像>
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