【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県山形市 文翔館庭園(県政史緑地)3 大正時代の県庁舎にマッチした廻遊式庭園
若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。
日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。
下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。
■■ 文翔館庭園(県政史緑地)3 大正時代の県庁舎にマッチした廻遊式庭園
https://www.gakushubunka.jp/bunsyokan/
「文翔館」(ぶんしょうかん)は、大正時代に建てられた、かつての山形県庁舎を活用した公共文化施設です。横に並ぶ2棟の洋風建築が「山形県旧県庁舎及び県会議事堂」として国指定重要文化財となっています。1916年(大正5年)に建造されたイギリス・ルネッサンス様式の重厚な石造り・レンガ造りの建築です。
前庭「県政史緑地」には、回遊式の日本庭園や、県会議事堂前には洋風の庭園もあります。
昭和後期に山形県庁が新たな建物に移転したのち、旧県庁舎の保存修復工事が10年ほどかけて実施されました。それにあわせて建物周辺も緑地公園としての整備を開始され、現在見られる和風庭園などが作庭されました。
1995年(平成7年)に「山形県郷土館(文翔館)」としてオープンしました。
庭園は、秋にはモミジや楓などの紅葉が楽しめ、春にはしだれ桜が咲き乱れます。また旧県庁舎の中庭もレンガに囲まれたヨーロッパのような雰囲気を感じられる空間になっています。
山形の中心商店街・七日町通りのつきあたりにあるこの洋風建築は今なお山形市のランドマーク的存在で多くの市民にとっての憩いの空間となっています。その一方ドラマや映画のロケ地としても使われています。
庭園は、ジョサイア・コンドルの弟子である田原新之助による設計で、設計顧問は米沢藩出身の中條精一郎がつとめました。中條精一郎は、出身地・米沢に元藩主の邸宅で国登録有形文化財となっている『上杉伯爵邸』を手掛けているほか、熱海の岩崎家別邸(現『熱海陽和洞』。非公開。)では七代目小川治兵衛(植治)と共に仕事をしています。
■ アクセス
JR山形新幹線 山形駅より徒歩約25分強
※春〜10月まで観光案内所にレンタサイクルあり
山形駅より路線バス「市役所前」バス停下車すぐ
文翔館正面
国指定重要文化財
1916年(大正5年)に建造されたイギリス・ルネッサンス様式の重厚な石造り建築
正面玄関上のベランダから見た日本庭園
ベランダから見るユニークな形の四阿(あずまや)
四阿を雄ネジ目線で見る
雪支柱(左)と雪吊り(右)
文翔館建物前から庭園中央部を望む
赤く染まった紅葉
石橋から庭園北半分を見る
石橋横のせせらぎ
四阿のある南半分がせせらぎ
晩秋で水が流れていませんでした。
石橋のすぐ上流
石橋の手前から上流のもう一つの石橋へ
せせらぎの上流方向を見る
さらなるせせらぎの上流
せせらぎの源流地点
市民のためのほっこりする庭園の旅を終わります。
リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm
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ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】
写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。
静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm
【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています