■【心 de 経営】『書話力』を高める 7113 〃話のネタ〃の選び方 時宜に即したテーマ
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私には、「正しい日本語」とはなにか、というようなことを書いていくだけのバックグラウンドがあるわけではありません。一方で、人前でお話をする機会が多々あります。少しでも「美しい日本語ですね」と言われるような言い方をしたいと平素からこころがけています。
経営コンサルタント歴半世紀の経験から体得した『書話力』を皆さんとわかちたいと考え、図々しくここにご紹介します。あまりにも「あたり前」すぎて、笑われてしまうかも知れませんが、「あたり前のことが、あたり前にできる」という心情から、お節介焼き精神でお届けします。
経営コンサルタント歴半世紀の経験から体得した『書話力』を皆さんとわかちたいと考え、図々しくここにご紹介します。あまりにも「あたり前」すぎて、笑われてしまうかも知れませんが、「あたり前のことが、あたり前にできる」という心情から、お節介焼き精神でお届けします。
■【あたりまえ経営のすすめ】3 すべてのビジネスパーソンがめざす一歩上の発想とスキル
時代に即したスキルを磨きながら、業務に活かし、自分の更なる成長に繋げるにはどうしたらよいのでしょうか。その方法は、多岐にわたると思います。
「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズの第三章として、経営コンサルタントという仕事を通して、感じてきたことを、ビジネスパーソンに共通する面を中心にお話しています。
■3-710 〃話のタネ〃 テーマ・話材の選び方
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「日本人は、議論に弱い」「日本人は、論理的な話し方ができない」などとしばしば言われます。かくいう私も、そう言われる人間のひとりです。
しかし、経営コンサルタントという仕事を半世紀も続けているうちに、それでは通じず、次第に、私なりの話し方やビジネスの仕方が、不充分ながら身についてきたように思えます。話すだけではなく、書くことにも共通する「表現力」というスキルがビジネスパーソンには不可欠です。「書く力」「話す力」をあわせて『書話の力』といい、表現力というスキルの一翼を担わせています。
この体験は、当ブログ「【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業」としてもお届けしています。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950
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「日本人は、議論に弱い」「日本人は、論理的な話し方ができない」などとしばしば言われます。かくいう私も、そう言われる人間のひとりです。
しかし、経営コンサルタントという仕事を半世紀も続けているうちに、それでは通じず、次第に、私なりの話し方やビジネスの仕方が、不充分ながら身についてきたように思えます。話すだけではなく、書くことにも共通する「表現力」というスキルがビジネスパーソンには不可欠です。「書く力」「話す力」をあわせて『書話の力』といい、表現力というスキルの一翼を担わせています。
この体験は、当ブログ「【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業」としてもお届けしています。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950
■7113 〃話のネタ〃の選び方 時宜に即したテーマ
「馬を水辺に連れて行くことはできても、馬に水を飲ませることはできない」ということを、小学生の頃、担任の先生から言われたことがあります。勉強をしたくない者に、勉強をさせることは難しいということはむつかしいので、子供達に、勉強する気になることを認識してほしいということを先生はおっしゃりたかったのでしょう。
「馬の耳に念仏」ともいいますように、感心のないことをいくら話して、左の耳から入っても、右の耳から抜けていってしまいます。聴き手に関心を持たせる最良の方法は、聴き手が関心を持てるテーマで話すことです。もちろん、聴き手がはじめから興味を持てる内容ではないこともありますが、その場合には、聴き手が関心を持てるように話し手がして行かなければなりません。後者については、別項を用意する予定ですので、ここでは聴き手が関心を持つようなテーマをどの様に選定したら良いのかについて考えてみたいと思います。
多様性ある人の集まりの中で、聴き手が関心を持つようなテーマを選ぶ方法というのは難しいです。テーマ選定の方法をいくつかご紹介しますので、臨機応変に最適な方法で選択してください。
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私が半世紀くらい前に、経営コンサルタントとして独立起業したときに、「経営コンサルタントとしての〃商品〃」を持つことを強く意識しました。
私自身は、独立起業する前は商社マンでした。商社マンの仕事の一環として、印刷関連機器の輸出入を担当した時期があります。その当時は、印刷業界は、「ホットからコールドへ」という時代でした。ホットというのは、鉛を熱で溶かして文字の型に流し込んだ活版印刷の時代で、その方式から、鉛を使わない平版印刷の時代へと変化していく時期でした。
残念ながら、私は印刷の技術面については乏しく、また印刷工場の現場経験は皆無でした。その中で、自分の商社マン時代の印刷関連ビジネスの経験と人脈を活かして、コンサルティング活動を始めました。
印刷業界は、当時は「大凸共」という三大印刷会社がトップを走り、それに続く中堅どころもありましたが、それ以外は中小零細企業が大半を占めていました。ホットからコールドへということへの危機感から、経営変革意識の高い経営者が多くいました。しかし、コンサルティングということへの意識は強くありませんでした。
そこで、「経営理念」「経営戦略」などと大上段に構えず、営業部門強化を中心にした、それまで業界にはいなかった「印刷営業コンサルタント」という触れ込みで活動を始めました。印刷関連企業が営業強化を実現するためには、印刷会社が、そのお客様への営業活動を時系列管理し、行動分析で営業パーソンの営業活動効率改善するなどが重要と考えました。それをテーマにして、セミナーを通して意識改革をしていただこうと考えました。
印刷関連の工業会や商工会議所・商工会・青色申告会などに営業強化のセミナーの売り込みをしました。また、印刷関連の人達には、「ホットからコールドへ」という話材をきっかけに営業強化の必要性の話を、処々でするようにしました。テーマが絞られていますので、話材としてのテーマ作りを特別にしなくても話がスムーズに進みました。
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印刷業界以外では、例えば製造業であれば「輸出」関連の話材をもとに情報提供をしながらコンサルティングを通じて、話法スキルを身につけてゆくことができました。
また、PCの黎明期でもありましたので、PCを中堅・中小企業で活用するという視点での話をするようにしました。
話材選びの第一歩は、時代の趨勢に即した、時宜に適したことを先取りして、その分野での雑誌や出版、講演やセミナーなどの経営コンサルタントとしての受注に結果的に結び付くようなテーマを選ぶことで、流れができて受注も容易になると、経験から感じています。
「馬を水辺に連れて行くことはできても、馬に水を飲ませることはできない」ということを、小学生の頃、担任の先生から言われたことがあります。勉強をしたくない者に、勉強をさせることは難しいということはむつかしいので、子供達に、勉強する気になることを認識してほしいということを先生はおっしゃりたかったのでしょう。
「馬の耳に念仏」ともいいますように、感心のないことをいくら話して、左の耳から入っても、右の耳から抜けていってしまいます。聴き手に関心を持たせる最良の方法は、聴き手が関心を持てるテーマで話すことです。もちろん、聴き手がはじめから興味を持てる内容ではないこともありますが、その場合には、聴き手が関心を持てるように話し手がして行かなければなりません。後者については、別項を用意する予定ですので、ここでは聴き手が関心を持つようなテーマをどの様に選定したら良いのかについて考えてみたいと思います。
多様性ある人の集まりの中で、聴き手が関心を持つようなテーマを選ぶ方法というのは難しいです。テーマ選定の方法をいくつかご紹介しますので、臨機応変に最適な方法で選択してください。
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私が半世紀くらい前に、経営コンサルタントとして独立起業したときに、「経営コンサルタントとしての〃商品〃」を持つことを強く意識しました。
私自身は、独立起業する前は商社マンでした。商社マンの仕事の一環として、印刷関連機器の輸出入を担当した時期があります。その当時は、印刷業界は、「ホットからコールドへ」という時代でした。ホットというのは、鉛を熱で溶かして文字の型に流し込んだ活版印刷の時代で、その方式から、鉛を使わない平版印刷の時代へと変化していく時期でした。
残念ながら、私は印刷の技術面については乏しく、また印刷工場の現場経験は皆無でした。その中で、自分の商社マン時代の印刷関連ビジネスの経験と人脈を活かして、コンサルティング活動を始めました。
印刷業界は、当時は「大凸共」という三大印刷会社がトップを走り、それに続く中堅どころもありましたが、それ以外は中小零細企業が大半を占めていました。ホットからコールドへということへの危機感から、経営変革意識の高い経営者が多くいました。しかし、コンサルティングということへの意識は強くありませんでした。
そこで、「経営理念」「経営戦略」などと大上段に構えず、営業部門強化を中心にした、それまで業界にはいなかった「印刷営業コンサルタント」という触れ込みで活動を始めました。印刷関連企業が営業強化を実現するためには、印刷会社が、そのお客様への営業活動を時系列管理し、行動分析で営業パーソンの営業活動効率改善するなどが重要と考えました。それをテーマにして、セミナーを通して意識改革をしていただこうと考えました。
印刷関連の工業会や商工会議所・商工会・青色申告会などに営業強化のセミナーの売り込みをしました。また、印刷関連の人達には、「ホットからコールドへ」という話材をきっかけに営業強化の必要性の話を、処々でするようにしました。テーマが絞られていますので、話材としてのテーマ作りを特別にしなくても話がスムーズに進みました。
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印刷業界以外では、例えば製造業であれば「輸出」関連の話材をもとに情報提供をしながらコンサルティングを通じて、話法スキルを身につけてゆくことができました。
また、PCの黎明期でもありましたので、PCを中堅・中小企業で活用するという視点での話をするようにしました。
話材選びの第一歩は、時代の趨勢に即した、時宜に適したことを先取りして、その分野での雑誌や出版、講演やセミナーなどの経営コンサルタントとしての受注に結果的に結び付くようなテーマを選ぶことで、流れができて受注も容易になると、経験から感じています。
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