経営コンサルタントへの道

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【心 de 経営】『書話力』を高める 7107 平素からのトレーニングで「書話力」を向上できる

2024-12-19 12:03:00 | 【心 de 経営】 表現力を高める

  【心 de 経営】『書話力』を高める 7107 平素からのトレーニングで「書話力」を向上できる 


 私には、「正しい日本語」とはなにか、というようなことを書いていくだけのバックグラウンドがあるわけではありません。一方で、人前でお話をする機会が多々あります。少しでも「美しい日本語ですね」と言われるような言い方をしたいと平素からこころがけています。
 経営コンサルタント歴半世紀の経験から体得した『書話力』を皆さんとわかちたいと考え、図々しくここにご紹介します。あまりにも「あたり前」すぎて、笑われてしまうかも知れませんが、「あたり前のことが、あたり前にできる」という心情から、お節介焼き精神でお届けします。
■【あたりまえ経営のすすめ】3 すべてのビジネスパーソンがめざす一歩上の発想とスキル
  時代に即したスキルを磨きながら、業務に活かし、自分の更なる成長に繋げるにはどうしたらよいのでしょうか。その方法は、多岐にわたると思います。
 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズの第三章として、経営コンサルタントという仕事を通して、感じてきたことを、ビジネスパーソンに共通する面を中心にお話しています。
■3-700 「書話」とは何か? ビジネス表現力を身につける

 「日本人は、議論に弱い」「日本人は、論理的な話し方ができない」などとしばしば言われます。かくいう私も、そう言われる人間のひとりです。
 しかし、経営コンサルタントという仕事を半世紀も続けているうちに、それでは通じず、次第に、私なりの話し方やビジネスの仕方が、不充分ながら身についてきたように思えます。話すだけではなく、書くことにも共通する「表現力」というスキルがビジネスパーソンには不可欠です。「書く力」「話す力」をあわせて『書話の力』といい、表現力というスキルの一翼を担わせています。
 この体験は、当ブログ「【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業」としてもお届けしています。
 
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950
■7107 平素からのトレーニングで「書話力」を向上できる
 私が顧問先でヒアリングをしたりするときに、「「アイデアには自信があるのに、なぜか提案が通らない」とおっしゃるかたがいます。提出した提案書を見せていただきますと、上述を含め、大変失礼ながら文書になっていないことが多いのです。
 その提案書をみますと、確かにアイディアとしてはおもしろいことが解ります。しかし、それに酔ってしまって、書類としての体裁がなっていないことが多いのです。学歴もあり、おそらく実力もそれなりにあるのでしょうが、文章も稚拙で、ビジネスパーソンとしての基本が身についていないように見受けました。
 おそらく、そのような人というのは、文章を書く機会を避けてきたのではないでしょうか。あるいは、文書を書くという努力をしないで来ているのではないでしょうか。

 上述のアドバイスにあることを実施し、また、一方で、本人が目覚め、改善努力をする方向に導けるようにすると良いですね。
 しかし、得てして、そのような人というのは、管理職であったりして、自分より目上の人があり、対応に困ってしまいます。
 いずれの場合も、主題、テーマ、目的などが不明確な状況ですので、それに気づきをあたえる機会が必要です。
 そのためには、平素からのトレーニングが不可欠です。そのように、ロジカルライティングや思考ができない人がとるべき対応策をいくつか挙げて見ましょう。

①思考の整理ができていないことが主因であることが多いので、書く目的を明確にし、書きたいことを整理する
 具体的な方法は、後述しますが、ロジックツリーやピラミッド・ストラクチャーなど、ロジカル・シンキングのツールを用いて、原案なり、原稿なりを書くトレーニングが効果的です。
②要件を正確に、わかりやすく、論理的に相手に伝えるトレーニングを平素から行う
 自分が書いたり、話したりしたいこと、結論を紙に書いてみます。そして、そのことは、「なぜ必要なのか?」「なぜ、それを話したいのか?」等を箇条書きにしてみると良いでしょう。
 ロジカル・シンキング・ツールのひとつであるマインドマップや曼荼羅などのツールを使うのも良いでしょう。

③論理思考のスキルを身に付け、平素より実務に利用する
 ロジカル・シンキング・ツールには、いろいろとあります。目的・用途が異なりますし、使い勝手も違います。自分が使いやすいツールでトレーニングを重ねておくと、いざというときに利用しやすいです。
 テーマや用途により「どのツールを使うと良いか」ということを自問自答することも習慣化しておくと良いでしょう。

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