■ 高齢者運転免許更新を体験から語る上手にやる法 4-8 高齢者の運転適性検査 実車指導 検査終了
70歳を超えますと運転免許証の更新方法が異なり、高齢者に時間講習を受講しないと免許更新ができなくなりました。
近年、ブレーキとアクセルを踏み違えたり、高速道路を逆走したりと、高齢者による交通事故が急増しています。その防止策の一環として、75歳以上には認知機能検査と講習が3年毎に義務づけられました。
認知症検査に合格する自信がないので、免許を返納しようかと迷っている人、実は私もそうでした。でも、自信を持っていえることは、事前準備をしておけば、心配するほどのことはないという、体験談をご紹介します。
東京都における75歳以上の高齢者の場合を例に、自分の経験をもとにまとめてみましたので、ご参考にして下さると幸いです。
なお、運転に自信のない人は、思い切って免許の返納も考えてみてはいかがでしょうか。
【これまで】
1 高齢者の運転免許更新の流れ
1)認知機能検査の受検
2)高齢者講習受講
3)更新手続き
2 認知機能検査とは
1)受付 認知機能検査はこの時点で始まっている
2)認知機能検査検査用紙の記入
3)問題用紙1 「時間の見当識」検査
4)問題用紙3 「手がかり再生」の準備
5)問題用紙2 数字選択検査
6)問題用紙3 「手がかり再生」(自由回答)
7)問題用紙4 「手がかり再生」(手がかり回答)
8)問題用紙5 時計描写
3 認知機能検査の判定はどのように行われるか
1)認知機能検査の採点方法
2)総合点と結果の判定
4 高齢者の運転適性検査 実車指導
1)出発前
2)右折とレーン変更
3)一時停止・徐行
4)車庫入れ
5)クランク・S字カーブ
6)段差乗り上げ
7)停止・停車
■ 高齢者の運転適性検査 実車指導
認知機能検査で第3分類の人は、実車指導を受けます。第2分類の人は、実車指導の他、運転時の映像に基づいて個人指導も行われます。
私の場合は、第3分類でしたので、第2分類の人を対象とした講習がどのようなものであるのかは実体験していません。ここでは第3分類の人のために、まとめてみました。
認知機能検査の判定法についてまでお話してきました。高齢者の運転免許更新の実車指導について、体験を基にお話します。
実車指導は、自動車教習所が代行していますので、認知機能検査を受けた人は、最寄りの教習所に予約を入れます。
8) 検査終了
待合所で20分ほど待っていますと、検査員が、実車検査の結果を一人一人に渡しながら、注意事項を話してくれました。
「高齢者講習修了証明書」をもらってから帰宅しました。
その証明書と認知機能検査結果の書類は、運転免許更新のときに必要となります。
ちなみに、75歳以上のドライバーが信号無視等の特定の交通違反をした場合には、臨時の認知機能検査を受けなければなりません。
その検査の実施要領は、上記と同じです。
この臨時認知機能検査で「記憶力・判断力が低くなっている」との結果であった場合も、臨時適性検査を受け、又は医師の診断書を提出することとなり、認知症であると診断された場合には、聴聞等の手続きの上で運転免許が取り消されるか、停止処分になります。
さらに、臨時認知機能検査で、それ以前の検査結果より認知機能が低下していると判定されますと、それが一定の基準に該当した場合は、臨時の高齢者講習を受講することになります。
■ もくじ
1.高齢者の運転免許更新のながれ
2.認知機能検査とは
3.認知機能検査の判定
4.運転適性検査と座学
5.まとめ
◆ 定年後、コンサルタントで社会貢献しませんか ◆
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