
ある意味別世界です。米国内とは思えません。

各国から集められて、検疫が終った薬種が集められています。

崩れてきたら危ないんじゃないかというほど、積み上げられています。
この薬種問屋は、私が教鞭をとっていたサンフランシスコの東洋医科大学院(ACTCM)御用達のお店の倉庫です。ここはいわゆる漢方の生薬のみを扱っています。漢方薬屋さんに並べてあるガラスの大きな瓶や小さな引き出したたくさんついている薬剤棚に入れてある、おなじみの漢方生薬を広範囲に卸しています。
ACTCMで漢方の生薬を扱う授業に使う材料は、いつもここから仕入れていました。今でも学生たちは昔ながらの分銅秤を使って、古来からの漢方薬の調合にいそしんでいます。
私は衛生と保存の良さを考えてエキス剤を専門に扱っているので、このお店とは取引がありません。しかし、むかしのよしみでたまにここに遊びに行って、米国の漢方業界の動向を教えてもらったりしています。
やはり、カリフォルニア全域の生薬の半分以上を仕切っているここの社長も、新型コロナウィルスを何とも思っておりません。私と同じ考え方と臨床概念が似ているので気が合います。
これまでの普通のカゼ、SARS、MARSも新型コロナウイルスも同じコロナ型の形状をしたカテゴリーのウイルスです。呼吸器感染症です。
ですので、カゼ対策として普通に治療をすれば、必ず安全に完治する病気です。
上気道感染による鼻と喉の炎症でくい止めることができれば、気管支炎、肺炎まで下らずに重篤化をすることはありません。自宅で簡単に治せる病気です。
玉屏風散、葛根湯、小柴胡湯、小青竜湯、麦門冬湯などを適宜服用すれば、全く恐ろしい病気ではありません。
こんな過去記事がありますので、ご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/25576f18cd7ed25637fdce0e154991ca
https://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/529205492de7e6a08a7e95e8a6ac05b0
https://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/8c8dd0f934f23b2d398422ff935c27a0

で、この倉庫の場所がとても怖いところなのです。サンフランシスコ港の荷役エリアの近くで、恐ろしく殺風景なのです。

廃墟っぽい家や、廃車が捨ててあります。

殺風景ここに極まれり。。

このビルの横に車をとめて、足早に倉庫に入ります。

倉庫ビルの中はこんな感じで、長い廊下の一室がこの薬種問屋の倉庫です。
誰かが監禁されていて、拷問を受けたりしていても、誰にも気づいてもらえないような雰囲気です。
ここに来るときはいつも明るい午前中にしています。
新型コロナウィルスでは死にません。
どっしりと構えておりましょう。
大丈夫、だいじょうぶ。。
漢方アメリカOnline
http://www.kanpouamerica.com/