けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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かつサンド   独り稽古と脱力の妙

2020-10-07 22:32:27 | 料理をつくる

今日はかつサンドの朝ごはんでした。ワインを使ったソースが大好きです。
水曜はお休みの日なので、武術の独り稽古以外は何もしないで、ぼ~~っとしていた一日でした。

若いころの独り稽古は、ひたすら汗をかくということでした。昨今では「内観、内観、内観」をつき詰めようとしています。「いかにして脱力して立つか、そして軸を立ててその脱力した体を合理的に運ぶか」ということに尽きます。
腕力と言いますか膂力という、いわゆる腕っぷしが通用しない年齢になるころからは、脱力と、体全体の合理的な繋ぎと、天人地が絶妙につながった動きをすることが、達人への道と言われています。
この力みのない立ち方や動作を極めると、こちらに触れたり攻撃をしてきた相手の力(筋力と力み)が強いほど、相手は自分が制御不能になるという現象が起きるのです。「己の力みに飲み込まれてしまう。」ということでしょうか。。
こういう動きは東洋医学の臨床にも使えます。脈診や腹診、鍼やお灸の治療の際に、この動きで患者さんに触れて、患者さんの力みを無理なく脱力に導くことによって、鍼先やお灸を操る指を無理なく迎え入れてもらい、経絡を通る気の流れを賦活させることができます。「不通則痛、通則不痛」気が通らないと痛い(病気になる)、気を通ると痛くなくなる(病は消える)の道理にかなうのです。

これまでは年に一度は、日本から古武道の先生方を招いて武術セミナーを行っておりました。
セミナー関連の記事が下の方に出ています。
https://blog.goo.ne.jp/keisclinic/c/506aa29db4b3f01f2f3e7e228f669bf1

私はそのセミナーの前後に、師匠たちからかなり奥の深い個人教授を受けることができて得をしていました。しかし、くされメディアの無責任な報道で、米国の武道家たちはビビりあがってしまい、「相手と体を触れ合う武術なんか御免だ!」という輩が増えて、ここ数年はセミナーどころではないようです。
こういう時こそ、師匠たち直伝の独り稽古で、古武術的な体を練り上げる期間となるのです。
いつか達人になりたいなあ。。




新型コロナウィルスでは死にません。
マスクが体を壊します。
どっしりと構えておりましょう。
大丈夫、だいじょうぶ。。

漢方アメリカOnline 
http://www.kanpouamerica.com/
コメント
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