日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

堰板の行方

2005年09月07日 | インポート
昨日の台風14号による暴風雨の最中の話。
朝から強風と雨が続いていたが、1時間おきぐらいに、道向こうの千鳥川の水位を確認していた。

増水はしていたが、午前中の水位は、いつもの大雨の時の水位程度だった。

昼過ぎに見に行ったら、かなりの水位まで上昇していたので、少し不安になり、川への降り口のコンクリート製の階段のところの堰板を、はめておいた方が良いのではないかと思い、それを保管しているはずのお隣に電話した。

上の方のお隣のご主人の話では、その堰板は以前に見たような気がするが、最近は小屋の中でも見かけないという事だった。

仕方が無いので、両方の家にある木材で、堰板を作ってはめる事にした。
強い雨風の中で、お隣のご主人と二人で木材を切り、仮の堰板を作って設置してから、ビニール袋に砂を入れて土嚢を作って固定し、増水した時の水圧に耐えられるような構造にした。

設置が終わってから、上流のところの同様の箇所の事も気になったので、一人で歩いて、上流のお寺の近くの千鳥橋を渡り、右岸の道沿いに歩きながら水位を確認して、下手の龍宮上橋を渡って帰ってきた。
すると、下の方のお隣の人が、ヘルメットをかぶって、なにやら抱えていた。

話を聞くと、千鳥川の水位が上がりだしたので、堰板を設置しに持っていったら、既に設置済みだったという話。

聞いてみると、昨年の大雨の時に、川の水位が増えたので、上の隣の家で保管していた堰板を設置したのだという。

その後、その堰板をはずした時に、上のお隣の家のおばあちゃんから、下のお隣の家で保管しておくように頼まれて、下のお隣の家の人が保管していたという事だった。

だから、上のお隣のご主人が、どこかで見た事があるが最近は見かけないという話も納得できる。

一年ほど前までは、上のお隣の家の小屋の中に堰板は保管してあったが、その後は下のお隣の家の小屋の中で保管してあったということだ。

今日、その事を上のお隣の奥さんと、下のお隣の奥さんと私とで確認できたので、次からは本物の堰板を迅速に設置できる。
本物の堰板は、4枚の厚い板でできていて、マジックで「一段目」などと記入してあった。
幅が違う4枚の板で作られていた。


豊田かずき