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日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

彼岸の中日

2005年09月23日 | インポート
彼岸の中日なので墓参りに行ってきた。

一言で墓参りと言っても、うちの墓の場合には簡単ではない。
墓まで到達するまでの道と墓の周りの草払いも含んでの墓参りなので、鎌と水と花と線香を持ち、作業服を着ての出発となる。
自宅から見える小高い場所にあるので、距離的には1kmも離れていない所にある。

妻と息子と共に、3人で午前10時頃に出かけた。
盆前に草払いをしていたが、40日近い時間の経過は、草をある程度生長させるには十分なようだ。

草払いと、8本の花立の水の交換と、お供えのコップの水の交換をして花を飾り、線香をあげてお参りした。

墓の周りをきれいにして、先祖に手を合わせると、心が落ち着く。

いずれは自分もこの墓に入るのだと思った時に、自分の代の後には、私たちと同じように、鎌を持っての墓参りをしてくれるのだろうかという思いがある。

うちの墓の、道を隔ててすぐ隣に無縁墓がある。
子孫が絶えたのか、遠方に住んでおられるのかは分からないが、2基の墓石はいつも草山の中にある。

ついでだから、手前の方だけは草を払って風通しがよくなるようにはしているが、無縁墓である事の切なさを感じる。

彼岸というのは、仏教行事になってはいるが、日本独特の行事で他の仏教国には無いものだそうだ。
彼岸についての詳しい知識は、かわうそ@暦さんのこよみのページで詳しく紹介されており、ここをクリックすればそのページを開く事が出来る。

墓参りを終えて、自宅に戻ったのは昼少し前だった。


豊田かずき