日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

法事

2005年09月10日 | インポート
諫早市の妻の実家で、妻の父親の7回忌の法事があった。
86歳で6年前に他界した妻の父親の趣味は、メジロの世話をすることだった。

病気で数ヶ月入院しての逝去だったが、その病気の原因が、かわいがっていたメジロの微細な羽毛と、その糞に含まれている細菌が、肺に付着した事によるものも一因だったようだという話を聞くと、動物愛護についても考えさせられるところもある。

栃木県と京都府に住んでいる、妻の兄姉とは5年ぶりに会った。
お互いに、髪の毛に白いものが多く見受けられるようになり、健康で会えた事をうれしく感じるような年齢になっている。

午前11時からの法事で、法事後の会食は、市内の温泉センターであった。
隣の席は妻の姉の旦那さんだったが、その話がおもしろかった。

料理の御膳の中に、ひじきの粉を葛粉でつないで、蕎麦のようにしたものがあった。
私は初めて見る料理だったが、食べてみるととてもおいしかった。

隣の席の、妻の姉の旦那さんが、その料理を指して、これは何かと向かいの席の妻の姉に尋ねた時に、冗談で「糸こんにゃくじゃないの。」と答えた。

妻の姉の旦那さんは、小さい時からこんにゃくが大嫌いらしく、その後その料理には箸をつけなかった。
以前は、ゼリー食品は好きだったそうだが、こんにゃくゼリーというものが商品化されてからは、普通のゼリー食品にもこんにゃくの成分が混じっているような気がして、食べなくなったという話だった。

タバコはやめないと言う。
タバコをやめる人は、意思が弱いのだと言う。
一度吸い始めたら、途中でやめるような中途半端な事はしないで、一貫して吸い続ける事が、意志の強い人の取るべき態度であるという論法だ。
一理あるようでおもしろい。

次に会えるのは、何事も無ければ13回忌の時になるはずだが、皆が元気で会えるようでありたいと思う。


豊田かずき