日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

愛野町敬老式典

2005年09月09日 | インポート
愛野町としては、最後となる敬老式典が、愛野町中央公民館講堂で執り行われた。

例年は、午前10時からの開式だったが、今年は午前9時30分からの開式だった。

今年で70歳に到達された人は49名で、愛野町全体での70歳以上の人の総数は785名だそうだ。

また、65歳以上の人の総数は1024名ということだった。
この数字は、愛野町の総人口の21パーセントにあたると言う。
愛野町の総人口は、つい最近50年ぶりに5000人を超えたそうだ。
近隣町の中では、珍しく人口が微増している町ということになる。

5人に1人は、高齢者である町の現況だが、現在のような出生率が低下したような状況下においては、今後高齢者比率が増えるであろうことは否めない。

戦前、戦中、戦後の厳しい状況の中での生活から、現在の便利すぎるような生活までを、身を持って体験されている方々であり、生活術の知恵の宝庫のような方々が多いように思う。

そのような世代の方々が戦争によって体験された事柄を若い世代に正しく伝え、生活術の知恵を伝授してもらい継承していかねばならないと思う。

私たちのような、50歳代の者が70歳ぐらいになった時には、その生存率はどれぐらいになっているのだろうか。

飽食の時代に生きているがゆえに、余り多くは無いような気がする。

順送りで、近い将来には、私たちの世代も高齢者の仲間入りをすることになるが、誰もが皆、安穏に暮らせる社会であって欲しいものだ。


豊田かずき