日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

番犬

2005年10月04日 | インポート
政治活動として、議員活動報告を配布していて困る事は、犬にほえられる事だ。

鎖で繋いである場合には、その鎖の長さまでしか犬は動けないが、門扉の中で放し飼いにしてあるお宅の建物の玄関口には怖くて入れない。

番犬としての犬にとっては、自分の飼い主以外は不法侵入者とみなして吠えるのが仕事だから、初めて訪問するこちらに対しては吠えて当たり前だ。

今日訪ねたお宅では、閉ざされた木製の門扉の中で、大きなシェパードが放し飼いにされていた。

門扉より5mぐらいの所まで近づいたら、どすのきいた声で吠えられた。
大きな犬なので、噛み付かれたら痛いという程度では済みそうにも無いので、議員活動報告を配布する事はあきらめて帰る事にした。

帰りかけたら、犬が吠える声を聞いた飼い主さんが、門扉の所まで出て来られたので、門扉の所まで近付いて行って話をさせてもらう事が出来た。
シェパードの方は、その飼い主さんが与えた人形をくわえておとなしくなった。

私の議員活動報告をお渡ししたら、いろいろと問いかけられた。

「所属政党はないのですか。」
「はい、無所属です。」
「どちらかと言えば、保守系ですか、革新系ですか。」
「是々非々の立場で、案件ごとに情報を収集して、自分なりに判断する事にしています。」

その他にも色々とお話をさせていただき、帰る時には笑顔で「頑張ってください。」という声をかけていただいた。

よその町の方なので、初対面だったが、苦手の番犬が引き合わせてくれた。
番犬に感謝。


豊田かずき