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日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

コンクリート

2005年10月17日 | インポート
久し振りにセメントを扱いました。

車庫代わりに使うために、小屋の軒先から木材を伸ばした骨組みの柱の根元を、コンクリートで巻くための作業をしました。

セメントと砂と砕石と水を適当な分量ずつ配合して、混ぜ合わたものがコンクリートいい、それから砕石を除外したものがモルタルで、さらにそれから砂を除外したものがセメントペーストと呼ばれるということを、三十数年前に諫早農高の農業土木科で教わりました。

材料の分量の配合次第で、固まった時の強度が違ってきますが、今回は全て目分量での配合比率でコンクリートを練りました。

水の量が少し多かったかなという程度のコンクリートになってしまいましたが、型枠の中に打ち込む時には、隅々まで広がりやすいのかななどと思いながらの作業でした。

コンシステンシー(まだ固まらないコンクリートの性質で、主として水量の多少による柔らかさの程度で示される)、ワーカビリチー(コンシステンシーによるコンクリートの打ち込みやすさの程度と材料の分離に抵抗する程度を示すまだ固まらないコンクリートの性質)、ブリージング(打ち終わった直後のまだ固まらないコンクリートの水が上昇するのは、コンクリート材料が沈下することによるもので、これをブリージング現象という)などという言葉を、三十数年前に土木施工の授業で教わった事などを思い出しながらの楽しい時間でした。

私たちの雲仙市においても、コンシステンシーやワーカビリチーやブリージングに置き換えられるような基礎的な事柄が、数多くあるのではないでしょうか。


豊田かずき