日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

硫黄のにおい

2005年10月15日 | インポート
雲仙市小浜町の雲仙温泉街に、用事があって出かけてきました。
小浜町の海岸沿いの温泉街の前を通る事は度々ありますが、雲仙の温泉街に行ったのは久し振りでした。

温泉の湯気が蓋付き側溝の鉄蓋部分から立ち上り、硫黄のにおいが強く、その一帯が活火山の上にあるという事を実感しました。

土曜日の午後だというのに、人通りはあまり多くはなかったようです。
観光客は、宿泊施設の中でくつろいでいたのでしょうか。

新しく誕生した雲仙市のシンボル的な存在である温泉街ですので、多くの人が集まるような創意工夫をして、活気のある町並みであってほしいと思います。

私たちの雲仙市は、海・山・川・平野・棚田・温泉など様々な自然条件を有する自治体として誕生しました。

ビルが林立するような発展を目指すのではなく、今ある自然を保持して、それに少しだけ手を加えながら、住民の日常生活が営みやすいようにするような行政施策を実行して行くべきであると私は思っています。

温泉地の周辺域においては、地域の特性を活用して、温泉熱を利用した作物の栽培などによる、出荷時期をうまく調整できるような農業などにも着眼してみれば良いのではないかと思います。

今あるものを活用して、新しい何かに繋げて行くという視点を持つ事が必要であると思います。


豊田かずき