コーヒーを飲むとある種の病気の死亡率が低下するといった研究がアメリカで発表されたようです。
これはハワイ大学ガンセンターの報告ですが、これは日系アメリカ人、ラテン系アメリカ人、黒人、ハワイ先住民、白人といった分類で合計18万5855人を対象にした他民族コホート研究(特定の集団を一定期間追跡・観察する研究)です。これは対象者も非常に多く、平均追跡時間も16.2年という膨大な研究で、コーヒーの摂取と全死因死亡率や特定の疾患による死亡率の関連性を調べています。
調査中、5万8397人の参加者(約31%)が死亡し、主な死因は心臓疾患(36%)とガン(31%)でした。1日1杯のコーヒーを飲んだ人は、飲まなかった人と比べて死亡率が12%低くなりました。さらに1日に2~3杯コーヒーを飲んだ人は死亡率が18%減少しました。また摂取が増えると心臓病、ガン、呼吸器疾患、脳卒中、糖尿病および腎臓病による死亡率が減ったとしています。
コーヒーというとカフェインが思い出されますが、カフェイン入りとカフェイン抜きのどちらの死亡率も低かったことから、死亡率の低下とカフェインの関連性はないことが示唆されました。なぜコーヒーが死亡率を低下させるのかメカニズムは不明ですが、研究グループはコーヒーに含まれる酸化防止物質や抗炎症物質がガンや慢性疾患の予防に重要な役割を果たす可能性を考えているようです。
類似の研究がヨーロッパでも行われています。イギリスの研究グループが欧州のガンと栄養に関するコホート研究に参加する10ヵ国(デンマーク、フランス、イギリスなど)に住む52万1330人を対象としました。参加者は、コーヒーの摂取量などの食生活やライフスタイル、ならびに臨床検査の情報を提供しました。
平均16.4年の追跡期間中、4万1963人の参加者(約8%)が死亡し、主な死因はガン(43%)および循環器疾患(22%)でした。1日コーヒーを3杯以上飲んだ男性は、コーヒーを飲まない男性と比較し死亡のリスクが12%低下し、女性では7%低下したそうです。
またコーヒーを多く飲む参加者は、消化器疾患や循環器疾患で死亡するリスクが低いことが示されました。この報告でもカフェインの有無で差がなく、カフェインの作用ではないことが示唆されています。
日本でも国立がんセンターなどが進める「多目的コホート研究」が行われており、日本人9万914人の調査の結果、1日にコーヒーを3~4杯飲む人の死亡リスクは、まったく飲まない人に比べ24%低いことが示されています。
このように様々な民族や人種で、コーヒーには長生きの効果がある可能性が示されています。私は2,3杯はコーヒーを飲んでいますので、なかなか面白い結果と感じています。
これはハワイ大学ガンセンターの報告ですが、これは日系アメリカ人、ラテン系アメリカ人、黒人、ハワイ先住民、白人といった分類で合計18万5855人を対象にした他民族コホート研究(特定の集団を一定期間追跡・観察する研究)です。これは対象者も非常に多く、平均追跡時間も16.2年という膨大な研究で、コーヒーの摂取と全死因死亡率や特定の疾患による死亡率の関連性を調べています。
調査中、5万8397人の参加者(約31%)が死亡し、主な死因は心臓疾患(36%)とガン(31%)でした。1日1杯のコーヒーを飲んだ人は、飲まなかった人と比べて死亡率が12%低くなりました。さらに1日に2~3杯コーヒーを飲んだ人は死亡率が18%減少しました。また摂取が増えると心臓病、ガン、呼吸器疾患、脳卒中、糖尿病および腎臓病による死亡率が減ったとしています。
コーヒーというとカフェインが思い出されますが、カフェイン入りとカフェイン抜きのどちらの死亡率も低かったことから、死亡率の低下とカフェインの関連性はないことが示唆されました。なぜコーヒーが死亡率を低下させるのかメカニズムは不明ですが、研究グループはコーヒーに含まれる酸化防止物質や抗炎症物質がガンや慢性疾患の予防に重要な役割を果たす可能性を考えているようです。
類似の研究がヨーロッパでも行われています。イギリスの研究グループが欧州のガンと栄養に関するコホート研究に参加する10ヵ国(デンマーク、フランス、イギリスなど)に住む52万1330人を対象としました。参加者は、コーヒーの摂取量などの食生活やライフスタイル、ならびに臨床検査の情報を提供しました。
平均16.4年の追跡期間中、4万1963人の参加者(約8%)が死亡し、主な死因はガン(43%)および循環器疾患(22%)でした。1日コーヒーを3杯以上飲んだ男性は、コーヒーを飲まない男性と比較し死亡のリスクが12%低下し、女性では7%低下したそうです。
またコーヒーを多く飲む参加者は、消化器疾患や循環器疾患で死亡するリスクが低いことが示されました。この報告でもカフェインの有無で差がなく、カフェインの作用ではないことが示唆されています。
日本でも国立がんセンターなどが進める「多目的コホート研究」が行われており、日本人9万914人の調査の結果、1日にコーヒーを3~4杯飲む人の死亡リスクは、まったく飲まない人に比べ24%低いことが示されています。
このように様々な民族や人種で、コーヒーには長生きの効果がある可能性が示されています。私は2,3杯はコーヒーを飲んでいますので、なかなか面白い結果と感じています。