ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

ウエスタン&サザンオープンテニス決着

2017-08-22 10:43:27 | テニス
アメリカシンシナティで開催されているマスターズであるウエスタン&サザンオープン(ATP1000)がディミトロフの優勝で決着しました。

前回46位の杉田が頑張り、ベスト16に入ったところまで書きました。3回戦はカチャノフという32位のロシアの選手と当りましたが、1セットはブレーク合戦のようになり、結局タイブレークとなりました。ところが急に杉田のストロークが入らなくなり1ポイントも取れず落としてしまいました。

杉田もここまでかと思っていましたが、2セットからサーブやストロークも見違えるほど良くなり、6-3で簡単にとったのです。3セットもこの流れが続き、早めのリードをしっかり守り、6-3と逆転勝利しベスト8に入ったのです。

準々決勝は11位で今大会第7シードのディミトロフとの対戦となりました。ディミトロフは26歳でいわゆる錦織世代(チリッチ、ラオニッチ)として期待されていましたが、一昨年調子を落としあまり勝つことができず28位まで落ちていました。

それが昨年末から良い成績を残すようになり、今シーズンは小さな大会ですが2回優勝し、トップ10に近づいてきた上り調子の選手です。さすがに杉田もこの選手には歯が立たず、2-6、1-6と完敗してしまいました。杉田が連戦で疲れたということもあったようですが、まだトップ10とはやや差があるようです。

この大会の決勝はこのディミトロフと準々決勝でナダルを破ったオーストラリアの22歳、悪童キリオスとの戦いになりました。

ナダルはややかわいそうなところがあったのですが、3回戦が雨で順延になってしまいました。そのため昼に3回戦を戦い夜準々決勝と1日2回試合をすることになったのです。キリオスも同じ条件でしたが、やはり31歳と22歳では体力差が出てしまったのかストレート負けとなりました。

決勝は次世代と若手の対決となったのですが、スコア以上の接戦でした。しかしディミトロフがバックのショットのうまさがやや勝っていました。ベビーフェデラーと言われるように、きれいな片手バックですが、強打とスライスをうまく使い分け、キリオスのミスを誘ったようです。

1セットはキリオスのミスをうまくつきリードすると、安定したショットでこのリードを守り6-3でディミトロフになりました。2セットは互いに譲らず5-5まで行きましたが、次のサービスゲームでキリオスが突然乱れたのです。何と3本続けてダブルフォルトというミスを犯し、このゲームを取られ、そのまま7-5でディミトロフの初優勝となりました。

来週には最後のグランドスラムである全米オープンが始まりますが、残念ながら錦織は右手首の負傷で欠場となっています。杉田がどこまで頑張れるか、世代交代が進むのか注目していきたいと思っています。