ごっとさんのブログ

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ウインブルドンテニス途中経過

2018-07-11 10:29:03 | テニス
現在開催中のウインブルドン(グランドスラム、芝コート)について女子では大坂なおみが、男子では錦織が2回戦を突破したことを書きました。

このグランドスラムは2週間にわたって開催されますが、第2週まで勝ち残るつまり3回戦を突破するのがテニス選手の大きな目標のようです。

大坂の3回戦は元女王でやや順位を下げましたが11シードのケルバーとの戦いになりました。ここまで大坂は鋭いサーブと強烈なショットで危なげなく勝ち残りましたので、期待していました。

しかしケルバーは安定したショットと、素晴らしいフットワークで対抗してきました。これで大坂に徐々にミスが出てきてしまったのです。エース級のショットを返されるためにより厳しくということで微妙にコントロールがくるってきたようです。

1セットはこの流れでよいところがなく2-6で取られてしまいました。2セットでやや盛り返してきたのですが、やはり大坂のメンタル面での弱さが出てしまったのか4-6で敗退してしまいました。大坂はまだ課題が多いのですが、伸び代もそれだけあるということで今後を期待しています。

錦織の3回戦はオーストラリアの悪童キリオスでした。彼は220キロを超えるサーブと、やや変則的な強打で色々問題を起こしてはいるのですが若手の中では注意すべき相手でやや心配していました。

ところが錦織はこのキリオス相手にすばらしいテニスをしました。安定したバック、フォアのショットを軸に良いタイミングでネットに出たり、キリオスの頭を超す見事なロブなどを織り交ぜて圧倒しました。

1セットは6-1と簡単にとり、2セットはややもつれてタイブレークまで行きましたが、ここでも危なげなく7-3で取ることができました。3セットはいわば開き直ったキリオスが強打を連発してきましたが、これをうまく処理し6-4のストレートで勝利を納めました。この試合を見ると怪我の前の強い錦織が帰ってきたようで、完全に復調したことを示していました。

4回戦は若手筆頭のズベレフだろうと予想していましたが、何と予選勝ち上がりのグルビスという選手にフルセットの末敗けてしまいました。さてこのグルビスとの4回戦は錦織のミスが目立つ展開となってしまいました。

グルビスのサーブは200キロを超える早いもので、試合後錦織が言っていたようにどこに来るのか全く読めず、得意のリターンも不発に終わり、1セットは4-6で取られてしまいました。2セットになると錦織もやや安定してきたのですが、相手のサーブをブレークすることができずタイブレークとなりました。

ここに来てやっと錦織の良いショットが決まり7-5で取ることができました。勝負の3セットも全く流れが変わらずまともやタイブレークとなりました。これは両者ともすごい集中力でどちらに行くかわからなかったのですが、12-10で錦織が取り一安心でした。

グルビスはここまで予選3試合と本戦が4試合目となりさすがに4セットは疲れが見えてきました。ようやく錦織が主導権を握り6-1でこのセットを取り逆転勝利しました。これで錦織はウインブルドン初のベスト8入りを果たすことができました。

次の準々決勝は現在12連敗中のジョコビッチですが、良い試合を期待しています。