最近ロコモという言葉が流行っており、CMなどでも「歩くのが楽になる」や「階段の上り下りが楽になる」というサプリメントが宣伝されています。
私は70歳を超えたころからテニスでちょっと激しく動くと膝が痛くなり、サポーターで対応しています。ただし基本的に歩くのが嫌いで、ちょっと出るときも電動アシスト自転車で移動していますので、筋肉が減少しているかもしれません。
団塊の世代が全員後期高齢者となる2025年問題がいろいろ取り上げられていますので、中高年をターゲットにしたコマーシャルは増え続けそうです。
最近「ロコモ」「フレイル」「サルコペニア」といった言葉が世の中にあふれていますが、みな脚の衰えからきているようです。ロコモティブシンドローム(運動器症候群、通称ロコモ)は、2007年に日本整形外科学会が提唱したものです。
足腰が衰え、立つ、歩くなど日常に必要な機能が低下した状態を指します。筋力の衰えに加え、骨の強度が下がって骨折しやすくなる「骨粗しょう症」、膝関節の軟骨がすり減って痛みを感じる「変形性膝関節症」、腰が痛む「変形性腰椎症」などが原因のこともあります。
進行すると介護が必要となるリスクが高まり、身体を動かさなくなることなどから慢性疾患の罹患率、さらには死亡率が高くなると考えられています。
フレイルは海外の老年医学の分野で用いられてきた「虚弱」を語源として、2014年に日本老年医学会が提唱しました。1.体重の減少、2.疲れやすい、3.歩く速度が遅くなる、4.握力の低下、5.運動やスポーツをしない、などの活動量が低下することが当てはまるものとしています。
サルコペニアは、筋肉と減少というギリシャ語からの造語で、アメリカで提唱されました。「加齢性筋肉減少症」を意味し、四肢の骨格筋(意識的に収縮・弛緩を行うことができる随意筋)の急激な減少を基準としています。
つまり加齢によって骨格筋量が減少、筋力が低下し歩く能力が低下している状態です。全身の筋肉のうちでは、加齢による筋肉量の減少率は脚が最も大きく、この減少は20歳代から始まっているようです。
一方で姿勢を保つ体幹部の筋肉量が減少し始めるのは45〜50歳とされています。ちなみに歩行に大きく関わる大腿の骨格筋量は、全身の筋肉の30%を占めています。脚の筋力が低下することで日常生活の動作が制限され、転倒や骨折の危険性が高まります。
食べ物を飲み込む力も衰え、誤嚥性肺炎などを起こしやすくなると考えられています。こういったときは必ずウォーキングなど適度な運動を心掛けると続くのですが、私は嫌いなことはやらない主義ですので、せいぜいタンパク質を大目に摂取する程度でサルコペニアを防ごうと思っています。
私は70歳を超えたころからテニスでちょっと激しく動くと膝が痛くなり、サポーターで対応しています。ただし基本的に歩くのが嫌いで、ちょっと出るときも電動アシスト自転車で移動していますので、筋肉が減少しているかもしれません。
団塊の世代が全員後期高齢者となる2025年問題がいろいろ取り上げられていますので、中高年をターゲットにしたコマーシャルは増え続けそうです。
最近「ロコモ」「フレイル」「サルコペニア」といった言葉が世の中にあふれていますが、みな脚の衰えからきているようです。ロコモティブシンドローム(運動器症候群、通称ロコモ)は、2007年に日本整形外科学会が提唱したものです。
足腰が衰え、立つ、歩くなど日常に必要な機能が低下した状態を指します。筋力の衰えに加え、骨の強度が下がって骨折しやすくなる「骨粗しょう症」、膝関節の軟骨がすり減って痛みを感じる「変形性膝関節症」、腰が痛む「変形性腰椎症」などが原因のこともあります。
進行すると介護が必要となるリスクが高まり、身体を動かさなくなることなどから慢性疾患の罹患率、さらには死亡率が高くなると考えられています。
フレイルは海外の老年医学の分野で用いられてきた「虚弱」を語源として、2014年に日本老年医学会が提唱しました。1.体重の減少、2.疲れやすい、3.歩く速度が遅くなる、4.握力の低下、5.運動やスポーツをしない、などの活動量が低下することが当てはまるものとしています。
サルコペニアは、筋肉と減少というギリシャ語からの造語で、アメリカで提唱されました。「加齢性筋肉減少症」を意味し、四肢の骨格筋(意識的に収縮・弛緩を行うことができる随意筋)の急激な減少を基準としています。
つまり加齢によって骨格筋量が減少、筋力が低下し歩く能力が低下している状態です。全身の筋肉のうちでは、加齢による筋肉量の減少率は脚が最も大きく、この減少は20歳代から始まっているようです。
一方で姿勢を保つ体幹部の筋肉量が減少し始めるのは45〜50歳とされています。ちなみに歩行に大きく関わる大腿の骨格筋量は、全身の筋肉の30%を占めています。脚の筋力が低下することで日常生活の動作が制限され、転倒や骨折の危険性が高まります。
食べ物を飲み込む力も衰え、誤嚥性肺炎などを起こしやすくなると考えられています。こういったときは必ずウォーキングなど適度な運動を心掛けると続くのですが、私は嫌いなことはやらない主義ですので、せいぜいタンパク質を大目に摂取する程度でサルコペニアを防ごうと思っています。