がんマーカー簡易検査をしました

もう１週間ほど前ですが、がん（腫瘍）マーカーの簡易検査をしました。腫瘍マーカーについては、まだその有効性について様々な意見はあり、実際の医療現場でも重視している病院と、まったく参考にもしていない病院もあるようです。この点については、また別なときに書くかもしれません。

前述のように、腫瘍マーカーが低いからといって、がんではないと判断することはできないが、高い値になるよりは少しは安心できるといった観点から、健康診断の一つとして毎年このくらいの時期に調べています。この検査法は、いわば通信販売のようなもので、ネットから申し込むと、検査キットが送られてきて、自宅でその解説書にしたがって血清を採取し、それを郵送すると腫瘍マーカーの値をメールやその後郵送で送ってくれるというものです。特に夫婦でで頼むと、男性用と女性用のマーカーを測定してくれて、かなり割安になるということで、ここ数年続けています。

男性用と女性用で当然測定するマーカーは異なりますが、男性のなかにあるPSAは前立腺がんのマーカーとして認知されつつあるようですので、この検査だけでもやる価値はありそうです。
具体的な血清採取法としては、指先を消毒して専用の器具を押すと、小さな刃先が飛び出しちょっとしたキズができ出血します。これをやはり器具の先についた筒状のろ紙のようなものに吸着させて、ろ紙が完全に赤くなるまで血を絞り出す感じになります。これを液体の入った容器の中に落とし、ピストンのようなものでろ過すると血清が取れるわけです。これを密閉すれば出来上がりで、このとき使ったすべての器具をまとめて送り返せば終了です。

この業者はわりと親切で、何回か前この血清量がやや少ないかと思いながら送ったところ、もう一度同じキットが送られてきて、再採取ということになりました。
送ってから数日で、メールでの結果が送られてきます。当然２通来るわけですが、かみさんは怖いから見てくれというので、大体私がチェックしていますが、二人とも３種のマーカーすべてが正常範囲内でした。その２，３日後封書で結果が届きますが、それほど急いで知りたいというわけではないのですが、なかなか良い対応だと思います。またこの業者のHPから登録してある自分の結果にログインすると過去の数値も見ることができますので、変化を追うのにも便利になっています。

こういう風に毎回問題なしという結果が出ると、本当にこの検査の意味があるか疑問ですが、まあ少しは安心のため続けることになりそうです。