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賞味期限の切れた食品は食べられるのか

2022-06-24 10:28:07 | グルメ
現在はほとんどすべての食品に賞味期限や消費期限の記載がありますが、私はあまり気にせず期限から数日であれば食べています。

こういった期限を記載することで、安全な食品となるのかもしれませんが、一方で食品ロスにつながるような気もします。

私の年代では(75歳ですが)昔はこういった期日の表示がなく、安全かどうかは自分の鼻や味覚で確認していた世代ですので、あくまでおいしく食べられ目安程度に考えているのかもしれません。

賞味期限は食品表示法に基づく内閣府令である食品表示基準において「定められた方法により保存した場合において、期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日をいう」と定義されています。

これにはただし書きが有って「ただし当該期限を超えた場合であっても、これらの品質が保持されることがあるものとする」となっています。

こういったことから私は賞味期限というものは美味しく食べられる時期であって、それを過ぎても味が落ちるかもしれないが食べても良いと判断しています。

この期限はすべての食品に義務付けられていますが、砂糖や塩、チューインガム、アイスクリーム、氷など品質劣化が極めて少ない食品は省略することができるようです。

昔は日本の加工食品は、食品の包装年月日を製造年月日として表示することだけが義務付けられていました。それが1995年になり、賞味期限の表示に移行されました。

これは表示開始当初はかなりいい加減なもので、私に関連したある凍結乾燥食品(フリーズドライ)を扱っているメーカーでは、本来の賞味期限は5年以上ありました。

これを5年後の表示ではおかしいということで6か月ぐらいを表示し、消味期限切れとなった商品を回収し年月日だけを新しくして再出荷するというようなことやっていたようです。まあこんなこともあって賞味期限をあまり気にしないようになったのかもしれません。

その後いろいろ改定もあり、2015年からはかなり厳しい検査が義務化されています。まず菌の繁殖などを調べる微生物検査、濁りや粘り、色や酸化などを調べる理化学検査と、実際に食べてみた食感や味、臭いなどを評価する官能検査です。

それでも賞味期限の決定は各食品企業に任されていますので、ある程度のばらつきは出ているのかもしれません。専門家や食品メーカーは、賞味期限が過ぎたらなるべく早く食べるとしか言っていませんので、各食品によって違うものと考えるべきもののようです。

それでも1週間ぐらいは大丈夫そうな菓子類が3日というように、安全を見込んでか、かなり短く設定されているのも確かなような気がします。


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