ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

オミクロン株はコロナの人類との共生への進化か

2021-12-11 10:29:08 | 時事
新型コロナの感染者数は、ほぼ終息したといってよいくらいのレベルで推移しています。

ただしより感染力が強いといわれるオミクロン株が南アフリカで見つかり、既に50か国以上に拡大しています。日本でも検疫にてすでに4人の感染者が見つかり、政府は強い警戒を呼び掛けています。

現在のように感染者が非常に少ない状況で、新しい変異株が入ってきたとしてどんな挙動になるのか見当が付きません。

もちろんオミクロン株などが蔓延しないように、水際対策をしっかり行うことは重要ですが、別にこれは変異株だけではなくすべてのコロナに共通していることだと思われます。

これはデルタ株なども同じように対策をしたはずですが、感染対策より変異株の感染力が強ければ拡大してしまうというのは当然のことです。オミクロン株だからと言って特別な対策があるわけではありませんので、大騒ぎする理由が無いように感じます。

オミクロン株の発生については、南アフリカでエイズウイルス感染者がコロナに感染し、長い時間体内にいたため変異が加速したというような説も出ています。

しかし変異というのは基本的にコピーミスですので、多くのコピーが行われるすなわち感染が拡大していればその確率は上がるものです。また自然淘汰というのは結果論ですので、別にウイルスが意図して進化するものではありません。

非常に重症化させる悪性のウイルスは、宿主であるヒトが死んでしまいますので、そこで感染は止まってしまいます。無数の変異株が発生しているはずですが、生き残るのは伝染力が強く、それほど悪性ではない株だけとなるわけです。

こういった観点からオミクロン株を見ていくと、南アフリカらの報告でも、この株の感染者はデルタ株などよりも症状が軽いと報告されています。またこの株が報告されてからかなりの時間がたち、感染者数も多いのに関わらずまだ死者はひとりも出ていないようです。

こういった点からオミクロン株は、人間にとって都合の良いように変異したといえるような気がします。つまり新型コロナが、ただの風邪となる前触れといってもよいのではないでしょうか。

これは19世紀に猛威を振るったロシア風邪やスペイン風邪が変異することによって、ただの風邪やインフルエンザになって人類と共存するようになったことと同様です。

こういったオミクロン株が「感染力は強いがヒトは殺さない」変異株であり、ウイルスと人との共生を示すいわば朗報であるとする専門家も出ています。

もちろんこれはあくまで一つの説であり、これによって感染対策をおろそかにしても良いというわけではありません。それでもオミクロン株はそれほど恐れる必要はないような気がしています。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿