近年スマートフォンやパソコンの利用者が増えるにつれ、手の病気の患者数が増加しているようです。
私はまだ「こだわりのガラケー」で頑張っていますので、手には問題ないのですが、やはりスマフォの必要性をじわじわ感じています。手や指に痛み・しびれが生じる代表的な病気が手根管症候群といわれています。
これは手根管(手首近くにあるトンネルのような部位)の中で正中神経が圧迫された結果、手指の痛みやしびれを引き起こす病気です。女性ホルモンの影響などにより発症するほか、手首に負担がかかる動作を繰り返すことも原因となります。
近年スマートフォンやパソコン(キーボードやマウス)を長時間使用する人が増えているため、患者が非常に増加しています。従来は更年期の女性に多かったのですが、若年層にもみられるようになってきました。
通常は薬による保存的療法がおこなわれますが、難治性のものなどは手術により治療します。従来は全身麻酔をかけて大きく切開する必要がありましたが、近年は局所麻酔下の関節鏡手術に変わってきました。
その他へバーデン結節と拇指CM関節症も多くの患者がおり、これら3つの病気は手指に起こる「国民病」と言っても過言ではないようです。
関節鏡手術は手外科に限らず整形外科全般の治療を大きく変え、ここ10年ほどで技術が発展し、整形外科の主流となっています。従来の外科手術と比べて大きく変わったのは、患部に直接アプローチできるようになった点です。
たとえばガングリオンの手術では、周囲の組織を避けながら関節内の治療対象にアプローチしていく必要がありました。正常組織に触れてしまうので、どうしても術後の痛みや瘢痕の原因となります。
一方関節鏡手術であれば、周囲の組織に触れることなく関節の奥深くに直接たどり着き原因を取り除くことができ、取り残しも少なくなるため術後の再発リスクも軽減できます。最近のトピックはスポーツ選手に多い舟状骨の骨折によって起こる「偽関節」の関節鏡手術です。
偽関節とは折れた骨が癒合せず関節のように動いてしまう状態を指します。偽関節になった場合、新しい骨に取り換える手術が必要で、患者自身の骨盤から移植するという大掛かりな手術を要します。
関節鏡による骨移植では患部をピンポイントで治療できるため、手首にある橈骨の一部を採取して移植が行えます。現段階では関節鏡手術が実施できる施設は少ないようですが、今後普及していくと思われます。
これによって増加するであろう手指の国民病も簡単に治療できるようになるのかもしれません。
私はまだ「こだわりのガラケー」で頑張っていますので、手には問題ないのですが、やはりスマフォの必要性をじわじわ感じています。手や指に痛み・しびれが生じる代表的な病気が手根管症候群といわれています。
これは手根管(手首近くにあるトンネルのような部位)の中で正中神経が圧迫された結果、手指の痛みやしびれを引き起こす病気です。女性ホルモンの影響などにより発症するほか、手首に負担がかかる動作を繰り返すことも原因となります。
近年スマートフォンやパソコン(キーボードやマウス)を長時間使用する人が増えているため、患者が非常に増加しています。従来は更年期の女性に多かったのですが、若年層にもみられるようになってきました。
通常は薬による保存的療法がおこなわれますが、難治性のものなどは手術により治療します。従来は全身麻酔をかけて大きく切開する必要がありましたが、近年は局所麻酔下の関節鏡手術に変わってきました。
その他へバーデン結節と拇指CM関節症も多くの患者がおり、これら3つの病気は手指に起こる「国民病」と言っても過言ではないようです。
関節鏡手術は手外科に限らず整形外科全般の治療を大きく変え、ここ10年ほどで技術が発展し、整形外科の主流となっています。従来の外科手術と比べて大きく変わったのは、患部に直接アプローチできるようになった点です。
たとえばガングリオンの手術では、周囲の組織を避けながら関節内の治療対象にアプローチしていく必要がありました。正常組織に触れてしまうので、どうしても術後の痛みや瘢痕の原因となります。
一方関節鏡手術であれば、周囲の組織に触れることなく関節の奥深くに直接たどり着き原因を取り除くことができ、取り残しも少なくなるため術後の再発リスクも軽減できます。最近のトピックはスポーツ選手に多い舟状骨の骨折によって起こる「偽関節」の関節鏡手術です。
偽関節とは折れた骨が癒合せず関節のように動いてしまう状態を指します。偽関節になった場合、新しい骨に取り換える手術が必要で、患者自身の骨盤から移植するという大掛かりな手術を要します。
関節鏡による骨移植では患部をピンポイントで治療できるため、手首にある橈骨の一部を採取して移植が行えます。現段階では関節鏡手術が実施できる施設は少ないようですが、今後普及していくと思われます。
これによって増加するであろう手指の国民病も簡単に治療できるようになるのかもしれません。
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