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日本人は1000年以内に消える絶滅危惧種

2025-01-27 10:36:54 | その他

100歳以上が9万2000人にもなる世界長寿国ですが、そんな日本も生涯未婚率は直線的に上昇し続け、出生率はあがらないのが現状です。今のペースが続いた場合には、2130年に男性未婚率が100%になり、日本は後1000年以内に消滅する絶滅危惧種と示すデータまであります。

世界の国々の男女の平均寿命をまとめた図では、すべての国で女性の方が男性より長生きとなっています。この理由としては、男性自身が作った男性優位の社会のもと、男性はより多くのストレスにさらされ、男性は自ら短命に追い込んだという説明が一番説得力があるようです。

女性が長く生きるのは、孫の世話により種を守るという「おばあちゃん」仮説もあります。日本の出生数と死亡数は、2005年以降死者数が出生数を上回り、回帰曲線の勾配は死亡数が出生数より1.5倍も急になっています。

このままでいくと、100年ちょっと後の2130年には男性の生涯未婚率が100%になるとしています。ただ私はそれほどしっかりした統計ではないのですが、いつの時代にも「もて男」が必ずおり、比較的早く結婚するというデータもあります。

このもて男は約30%となっており、どんな時代でも変わらないようですので、生涯未婚率は70%に収束すると思っています。将来の人口を計算する数式において、結果を左右するのは次のような因子です。

・男女年齢別人口、・合計特殊出生率、・出生比率(男性が5%多い)、・男女死亡率です。この中で大きく変わる可能性のある数字は、特殊出生率です。逆にいうと出生率を上げない限り、日本人は3000年には絶滅することになります。

人口維持に必要な特殊出生率は2.06であり、この数字に達するのは非常に困難です。これまでの出生率を見ると、1974年までは2.0以上ありましたが、その後は減少し続け、2022年にはついに1.26まで下がりました。

ちなみに中国は1.16(2021年)、韓国は0.78(2022年)と日本よりもはるかに低くなっています。韓国の人口は日本の半分であることを考えると、韓国は日本より先に消滅するかもしれません。

子供を増やすためには、結婚しなくても子供を産める制度に変えていく必要があります。少子化対策の切り札は、婚外子を認めることです。日本は婚外子が他の国と比べて圧倒的に少なくなっています。

49か国中で最小の2.1%であり、フランスは50%を超えています。フランスは1990年代には出生率が1.7程度であったものが、2010年代半ばには2.0代まで上昇しています。

こういった制度を変えることは、日本人の道徳観などもありかなり抵抗があるかもしれませんが、推し進めざるを得ない状況といえるでしょう。>


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