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脳を活性化させ豊かに生きる

2020-12-11 10:23:57 | 自然
脳を磨けば人は豊かに幸せに生きられるということを数多くの論文やエビデンスをもとに、脳科学の観点から答えを導き出したという本の解説記事がありました。

職人は経験を積んでいくことで「腕」を磨いていきますが、脳もこれと同じで磨くことによって多くのことを手に入れられるとしています。

特定の脳の使い方を続けていくことで、脳は磨かれていくようです。ヒトは生きていく過程において、思わぬストレスにさらされることがあります。

そんな時にはどうしてもマイナス思考に陥りがちですが、たとえ過酷な状況でもどこかに光を見出して前向きになった方が、脳機能は高まり困難を乗り越える知恵や工夫がわきやすくなるのだそうです。

そうしたことを立証する科学的研究が紹介されています。73人の学生を二つのグループに分け、ひとつのグループの学生には過去の自分のプラス体験に目を向け、「自己受容感」(自分はできるという前向きな気持ち)を高めてもらいます。

もうひとつのグループの学生に対してはそれを行いませんでした。その後両グループの学生に脳機能を調べる検査を行いました。その結果、過去の成功体験を思い出して「自己受容感」を高めたグループの学生は、前向きになって脳機能が35%も高くなっていました。

また80人の慢性的なストレスを抱えている人たちに協力してもらい、やはりグループを二つに分けます。ひとつのグループには同様に自己受容感を高めてもらいます。

両グループの人たちにテストを受けてもらった後、視野がどのくらい広がっているかを調べるため、内緒で次のようなテストを行いました。実験室の前のテーブルに「還付金申し込みのチラシ」を置いておきました。

この実験に参加した人は、自ら申し込みをすれば誰でも還付金を受け取ることができます。どちらのグループの人に対しても、あえてこのチラシの存在を知らせずに、このチラシがあることに気づくかどうかをテストしたのです。

その結果自己受容感を高めたグループでは全体の48%の人がチラシを持ち帰りました。60%の人がテーブルの前で立ち止まり、そのうちの80%がチラシを手に取ったというのです。一方自己受容感を高めなかったグループでチラシを持ち帰った人は、全体の14%のみでした。

40%の人がテーブルの前で立ち止まり、チラシを取ったのはその内の36%でした。こういった研究で、たとえストレスをかかえている状態であっても、自己受容感を高めた人(前向きになっている人)は脳機能が高まるとしています。

その他脳機能を高めるポイントなどが示されていますが、私のように楽観的であることは良い考え方のようです。


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