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前立腺ガン患者予測 急増

2016-11-02 10:44:11 | 健康・医療
前立腺ガンの話がネットニュースになっていましたが、患者数が急増しているようです。

気温の低下と共にトイレが近くなる高齢者が増え、医師に相談して前立腺ガンが見つかるというケースも多いようです。私もこのところトイレが近くなったような気がしていますが、特に麻雀の時は半荘終わるたびに行くようです。麻雀の時はビールを飲んでいるということもあり、あまり気にしてはいません。

私は年に1回程度前立腺がんのマーカーである、PSAの検査をしており、今のところ異常値にはなっていません。前立腺ガンの患者数は2004年では3万人程度だった患者数が、2016年の国立がんセンターの予測では9万人に増加するようです。

患者数の増加についてこの記事の解説者は、単純に日本人の寿命が延び高齢者が増加したためとしています。このガンが老人病であるというのは私も賛成しますし、特に前立腺ガンは8割が65歳以上の高齢者のようですが、ほぼ10年で3倍というのは高齢者が増えただけではないような気もします。

その他検査精度の高いPSA検査が、かなり一般化して早期発見できるようになったことなどもあるのかもしれません。PSAは前立腺の上皮細胞と尿道の周囲の腺から特異的に作られる糖タンパクの一種で、ガンができると子の分泌量が正常の2倍以上になると言われています。

また最近では高精度のMRIと超音波立体生検を組み合わせた画像診断法も開発されており、1センチ以下でも発見できるようになってきました。従来の治療法は、前立腺の周りを含めごっそりとる切除が主流でした。

私の知人でも数人が前立腺ガンになり、3人ほど手術を受けています。しかしいわば後遺症として排尿時や尿漏れなど色々な問題が出てくるようです。前立腺ガンは進行が遅く、5年生存率は80%以上とされていますので、待機療法を選択することが多くなっているようです。

現在注目されているのは放射線療法の様で、一時重粒子や陽子を使う方法が取り上げられましたが、通常の放射線でも十分なようです。特に最近はトモセラピーと呼ばれるCTを組み合わせた方法が開発され、周囲の正常細胞には害を与えることなく、患部に強い放射ができるようになってきたようです。前立腺ガンの治療法は、基本的なホルモン療法をはじめとして、治療の選択肢は多いようですので、じっくり考えて選ぶのが重要としています。

私もこの歳になっていますので、もし見つかったとしてもなるべく簡単な治療法ぐらいで様子を見たいと考えています。

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