ごっとさんのブログ

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一日に必要な睡眠時間は

2019-10-19 10:33:24 | 自然
睡眠不足が身体によくないことは、さまざまな研究から実証されています。

たとえば短期的には、ほんの数日でインスリンに対する感受性が低下して、同じ食事をしても血糖値が上昇しやすくなります。また自律神経の働きでいえば、交感神経が過緊張になったり、ストレス時に増えるコルチゾールなどのホルモンが過剰に分泌されて、抑うつ状態になりやすくなります。

睡眠不足は長期間続くとより深刻になり、うつ病や糖尿病、高血圧、高脂血症などの確率が高まることが分かっています。

私は夜眠るのが好きで、ベッドに入ってネコを触ったり指をなめられたりしながら寝付くのが楽しみの一つです。通常7時間弱ぐらい眠ると自然に目が覚めるのですが、ゴロゴロいう猫をなぜながら1時間ぐらいうとうとするのが至福の時間となっており、睡眠不足とは縁がないようです。

さて平日は睡眠不足でも週末にたっぷり寝て補っているという人は、なおのこと注意が必要です。寝だめをすれば、一時的に眠気は取れます。しかし自律神経への悪影響は週末の寝だめ程度では解消されません。

眠気が取れて睡眠不足を自覚しづらくなるため、むしろ睡眠不足が長期化する恐れがあるようです。また長時間睡眠にも問題があり、抑うつのの状態になるようですが、これは高齢者以外はなさそうな気がします。

ただし長時間眠れるのは何らかの不調のサインであることが多く注意は必要かもしれません。何時間の睡眠が良いかは8時間とよく言われますが、これは単なる都市伝説のようです。

自然に回復するための睡眠時間は、人によって大きく異なります。自分の必要睡眠時間を知るには、7~10日間程度特殊な実験室に入る必要があるようですが、こんな実験は非現実的といえます。

週末や3連休を利用して、睡眠不足かどうかをチェックすることは可能なようです。まず平日の正味の睡眠時間を一定期間記録して、平均時間を割り出します。

週末は遮光カーテンで部屋を暗くして、アラームをかけず好きなだけ寝ます。目が覚めて眠気を感じたら、二度寝、三度寝ををしてもよく、もう眠れないと思ったところですべての睡眠時間を合計して記録し、2日間かできれば3日間の平均を計算します。

その時間が平日より3時間以上の人は、普段の睡眠時間では不十分で、心身機能に負担がかかった状態といえるようです。

私の現役時代はまさにこのくらいの睡眠不足で、休みの日に寝だめして過ごしてきました。それでもこの歳まで特に問題なく来ましたので、どこかで十分眠ればよいような気がします。


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