山登りとバイクの旅

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剣岳 1泊2日キャンプ(早月尾根) 2日目

2009-08-19 21:09:00 | 富山県の山
8月15日(金) 剱岳 早月尾根 2日目 晴れ
             早月小屋(キャンプ)~剱岳~馬場島 行動時間11時間   
前日は小屋のテン場へ早く付き休養十分 朝3時に起きてゴソゴソ準備を始めて
4時前にテン場出発 たぶん早月小屋から一番で出発、暗いうちから行動

荷軽なので足取りが軽く快調!
ヘッドランプを付けて登山道、月明かりもなかなか明るい。
天気は大丈夫昨日あった低い雲はもっもうない。

<2600m付近から奥大日岳とカガミ谷>


まだ雪渓が残っている。5月の山スキーを思い出す。
大日岳、奥大日岳も縦走してみたい所になった。

<朝日があたる大日岳と奥大日岳>


緑がきれいな大日岳だー

<巨大尾根の早月>


遠く眼下には早月川も見える。2日間掛けてよくここまで登ってきた感がある。

<岩場が多くなる獅子頭>


ここから先はどこを歩くのという感じだが・・・
行ってみると意外と難しくなく、逆に面白い。
ふだんの登山より手足を使うのでクライマーになった感じでおもしろいのだ。

<カニのハサミかな?>


鎖場が多くなるが、自分はなるべく使わないように岩場をつかむ。
もうクライマー気分でー

<別山尾根と分岐最後の登り>


ここを登りきったら目の前には素晴らしい景色が待っている。

<ここがあのカニのタテバイかー>


以外にみんなすんなり渡っている。
混雑すると待ち時間がすごいのかなー
次回登るときは剱沢から。
別山尾根からは続々と人が登って来る。

早月小屋から登った中で何とか頂上一番乗りを果たした。
最後に後ろからどんどん迫って来たが逃げ切り。
2時間半で山頂へ(6時半過ぎだったかなー)

頂上に立ったら長次郎コルが見たくなったので見える所まで移動

<ここが長次郎谷>


雪渓を団体で登って来る人達がいる。
熊の岩付近ではテントを張っているのも確認。
剱岳を長次郎コルへ下がった所にビバークする場所もあった。
岩の陰でテントを張るには絶好の場所かなー

長次郎コル付近を散策して山頂へ戻る。
そしたら朝登って来た時より山頂の人達が増えている。
剱岳の看板を持っての記念撮影は待ちが発生
なんか人が多くてゆっくり出来ない。

<剱岳から剱沢の絶景>


とりあえずこの景色を見るととても癒される。
ほんと点の記じゃないが最初に剱岳を登った人はスゴイ人だと思う。
でも初めて登る人は、みな同じ感動は味わえると思うが・・・

<お約束の富士山も・・・>


富士山も頭だけだが覗いている。
こんな遠くからでも富士山は分かる。
山頂の余韻に浸るが、どんどん人が増えるので
7時30分に下山開始

<途中団体さんが最後の岩場を登るところ>


あんな団体さんと岩場で会わなくて良かった。
早月尾根は体力勝負で登れるので登山経験が少なくても剱岳に登らせてくれる所なのかなー
けれども途中岩場もあるので油断は禁物、雪渓が残っている時は
アイゼン、ピッケルはもちろん必要になる。

<早月小屋へもうすぐ到着>


下山して撤収準備
早月小屋は水場がないので水は2Lのペットボトル800円で提供
雨水よりは800円でもありがたい水だが
これを惜しい人は頑張って水を荷上げしないといけません。

外にある大きい方をやるトイレは便器を開けるとメタンガス??
便器の中から目が痛くなるくらい強烈なにおいがします。
このためハエとかは全然飛んでいませんでした。

11時過ぎに撤収下山開始

登りの時はずーっと雨だったので下山時に立山杉と記念撮影

<立山杉と・・・>


この幹の太さも感動ものです。
長ーい下山杉でも見ながら楽しみながら下山してください。

この日の行動時間は11時間、今日で4日経つがやっと足の筋肉痛が和らいできたかなー
運動不足だから、イヤイヤ誰もがここを下りたら筋肉痛になると思うが!!

1泊2日の貴重な連休を剱岳にして悔いなし。
天候にも恵まれ今年初の夏山を楽しめて本当に良かったです。