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「小龍に乗って、いざ離島へ」長洲島 Cheung Chau

2010年04月25日 | 香港の旅
 中環ファリーターミナルから30分~1時間の割合で就航。片道1時間。高速船なら35分とアクセスはいいので、香港島への通勤圏内とされている。
 以前は、地元の人が夕方海鮮を食べに来る。夏場の小旅行くらいの何も無い島で、元々、中国では有名な海賊・張保(石川五右衛ってとこか?)一味が略奪した金銀財宝を隠していたと伝えられる静かな漁村だったのが、今では、道もきちんと整備して観光開発を進めた結果、小長城(ミニ万里の長城)とかまで造ってしまっている。
 そんな海賊のアジトは、島の西の端。岩場だらけの足下の悪い海沿いにある。入り口はわずかな岩の隙間で、人が入れるの? くらいに小さなしかも階段や手すりなどないから、直下式。中は縦横高さ共に1mくらいの空間になっており、ここが秘密の隠し場所。まあ、外からは分かりにくいが、真相は不明。私が訪れた時はなんと入り口は、いかにも中国的でペンキで投げやりに書かれていただけだったが、今はどうなのだろう? 中国人ってペンキ好きだよね。何たって世界遺産の故宮さえ、修復と言う名のおペンキ塗りしちゃったくらいだからね。世界遺産台無し。
 このセンスもさながら、近くには張保公園なんてもんもあり、犯罪者の名前を付けた公園っていったい…なのである。
 埠頭から真っ直ぐ東に行くと、島最大の東湾ビーチが広がり、夏場はマリンスポーツやリゾートのメッカとなる。確かに海は奇麗。今回紹介したいのは。そんな海沿いの小長城。長城と言いたかったsの気持ちは分かる、クネッた細い山道。廟や奇石がところどころアクセントとしてあるが、その形に見立てて命名した奇石に饅頭岩とか花瓶岩とか人頭岩とかペンキで名前書いちゃうのはいかがなものか?
 
写真は左上から時計回りに五行石(その形からリクライニング・ロックと呼ばれている)、張保の在府の隠し場所(とされている)の入り口、観音古廟(観音様を祀る)、花瓶石(だって)、饅頭石(無理矢理っぽい)、石刻(昔は野ざらしだったけどな)

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