.

.

拙政園 蘇州

2011年03月11日 | 今時の上海2010
  世界遺産に指定されている蘇州古典園林のひとつ。
 1509年(明王朝の正徳4年)、官僚を追放され故郷の蘇州に戻った王献臣が、8年の年月を費やして造った自庭。愚かなものが政をつかさどるという皮肉を込めて「拙政」と命名した。
 東園、中園、西園の3つの部分に分けられた庭園のほとんどは蓮池が占め、その周りに東屋、橋、回廊、緑を巡らせ、水面との四季に応じて一番美しい景観を見られるように、構成ている。
 中国の古典文学「紅楼夢」の舞台とも言われている。




 敷地内の自邸も粋を極めている。



中国王朝時代にワンポイント。
 プライベートルームも見分け方。古来より、男性上位の中国。南側の一番良い部屋は男性のものとされ、席順も決まりが有るが、部屋を見て一目で男性の物か、女性かを見分けるには、天井の梁や窓枠などの装飾。欄間のような華美な装飾が成されている部屋は男性。一方女性の部屋には、装飾の無い木の梁、木枠のみとなっている。


人気ブログランキングへ

上海の普通の暮らし

2011年03月11日 | 今時の上海2010
 日本のように豪華マンションや億ションもあれど、一般的な住まいはこちら。




↑高層マンション。増えてます。





↑こらはいわゆる団地。古い外観だが内装は、マンション並だったり、またはそのまんまのコンクリートむき出しだったり人それぞれ。自治会もあり、住むとすぐに係の人が名簿作成のためやって来る。日本で言うところの町内会だが、日本みたく、わずらわしいことは一切無し。


人気ブログランキングへ

オールド上海 七宝2

2011年03月11日 | 今時の上海2010


↑これぞ、正に下町。崩れかけた家にはよれよれの洗濯物が翻り年寄りは道路の地べたで占いや、書の店を勝手に広げている。今の世の中、物が溢れていることを反省させられる。




↑中国は今や車社会。あまりの交通渋滞にナンバープレートを偶数、奇数で曜日ごとに走ろうといった動きもあったが、それならばと皆車を2台買っちゃった。しかし、中国のだだっ広い道には自転車が似合う。




↑閑散としているが両脇に並ぶ店は営業中。間口半軒の小さな麺屋や、テイクアウトの総菜屋など。


人気ブログランキングへ

オールド上海 七宝1

2011年03月11日 | 今時の上海2010
 七宝老街は観光客相手の店がほとんどだで、町いや村もメインストーリはデパートや飲食店など近代的だが、一歩路地を入れば1930年代に出会える。
 上海市内からわずか40分(地下鉄)で、こんなに景色が変わるのだ。




↑漬け物屋。





↑上海では珍しい山査子売り。山査子の実を串に刺して、飴でコーティングしたもの。路上の埃をバンバン貼付けて売っている。




↑人の家先で開業中? の八百屋。誰もいなくても盗まれない。


人気ブログランキングへ




オールド上海 豫園老街

2011年03月11日 | 今時の上海2010
 昔ながらの風情を残す上海の下町の暮らし。本当の庶民の古き良き時代の暮らしがここにある。一種のコミュニティができているので、部外者が立ち入るのは勇気が必要。



↑安い衣類や雑貨の生活品の店が並ぶ豫園老街メインストリート。




↑後ろの門の中が屋外の市場。露天には野菜、肉、魚なんでも揃う。下町には結構こうした露天も多く、生きている鶏も…




↑家は細い路地の中の長屋。日本風の流行の言葉でいうなら古民家。水場は外で、玄関前の路地もほとんど自宅感覚で使用中。


人気ブログランキングへ

上海雑記

2011年03月11日 | 今時の上海2010
 見てのとおり、電話ボックスと郵便ポスト。今や公衆電話はほとんどないのだが、観光スポットになら若干あり。ポストのグリーンは郵政局のイメージカラーで配送車もこの色。なんと小包用の段ボール箱も淡いグリーンだった。
 因に中国からの小包は、郵政局で段ボールを購入し、局員の前の箱詰めしなくてはいけない。だが実際は局員によって差があるようで、今回、全くのノーチェック。勝手に箱に詰めてガムテープで閉じる時だけの立ち会いのみ。
 下の写真は空港内の喫煙所のライター。上海の空港では有無を言わさずライターは没収される。ここで文句を言ったら、「喫煙室にある」と言う。嘘ではないがただの使い捨てライターがご丁寧に鍵付きで入っているだけ。しかも引っ張れないから、口に煙草をくわえた間抜けな状態でこの箱まで顔を近づける。
 4~5本ライターは用意されているが、見知らぬ人と至近距離で顔塚付けてまで火をつけたかねーよ。こういう場合は、ライターにチェーンでも付けて引き出せるようにしないとね。


人気ブログランキングへ

上海影視楽園2

2011年03月09日 | 今時の上海2010
 以前紹介した上海影視中心。正式には上海影視楽園だった。忘れてた。
 以前は、八万人体育場から上海影視楽園行きの上海旅遊集散中心のバス(1日に1便)を利用するのが一般的でしたが、地下鉄網が張り巡らされたお陰でぐんと便利に。地下鉄9号線の松江新城駅からタクシーで10分ぐらいで30~35元が目安。
 再現されているのは、
南京路
 メインストーリには1930年代の旧上海がリアルに再現され、先施・永安・新新・大興の4大デパートを中心とした、南京路が再現され、路面電車も運行され乗車もできる。
租界中心街
 租界時代に外灘を中心に建設された欧風ビルと町並み。
蘇州
 外灘北端の外白渡橋のようにも見える浙江路鉄橋を再現。
石庫門
 租界時代に19世紀末から中国人向けに建設された長屋街。
上海古里
 豫園付近を中心とする旧上海城時代から続く古い町並み。
エリック・マーラー邸
 租界時代にイギリス籍ユダヤ人富豪が建築した邸宅(静安区陝西南路に現存)。
和平広場
 現在の人民広場の前身で租界時代の社交の中心となっていた上海競馬場。
教会
  徐家汇協会
湖山区
 上海郊外の江南水郷地区である朱家角や周荘。

 のエリアに別れる。
 撮影された日本の作品は、
 映画 スパイ・ゾルゲ、広島 昭和20年8月6日、T.R.Y.、三丁目の夕日、地下鉄に乗って
 ドラマ 華麗なる一族、李香蘭、わが家の歴史など多数。
 映画やドラマで路面電車が走るシーンや、昭和30年代ものはまずここで撮影したと思って間違いないだろう。倉庫にはクラシックカーやオールドタイプのバス、バイクなど「よこも残っていたものだ」と思えるくらいに懐かしい車種が多くあるが、圧倒的な数を誇るのは、軍用車。ジープ、戦車、サイドカーの付いたバイク、救護班用ミニバスに並び、なんと敵役日本軍のジープはご丁寧に国旗が掲げられていた。中国では、TVで放送されている戦争物のドラマが凄く多く、朝っぱらからもやっているくらいだから、軍用車の需要も多いのだろう。敷地内には、洞窟も造られている。

 訪れた時には、ローカルドラマの撮影が2本行われており、カメラマンのほぼ真後ろまで行っても大丈夫だった。ただ「写真は撮るな」と言われたけど。もう1本の撮影現場は、室内の撮影で、玄関口まで覗き込んでも何も言われなかった。だが、松潤あたりにいて欲しかった。最後には、「大泉洋でいいよ」。(家族の肖像)


人気ブログランキングへ

上海(蘇州)のお寺巡り5 虎丘

2011年03月09日 | 今時の上海2010
 春秋時代の呉王・闔閭の埋葬3日後に白い猛虎が現われ墓を守ったとの伝説から虎丘と呼ばれる小高い丘のンボルとも言える雲巌寺塔(虎丘斜塔とも)は、961年建立の高さ47m、八角七層の雲巌寺塔は、地盤沈下により3.5度傾き(6度、15度説もあり)、東洋のピサ斜塔とも呼ばれている。 全国重点保護文物。
 剣を好んだ闔閭のために、剣が3,000本埋められたという湧き水が湧く、剣池が闔閭の墓と伝えられる。
 秦の始皇帝や孫権がその剣を探し求めて掘ったが徒労に終わったとも言われる。闔閭の墓を建造した際携わった1,000人の工匠達を殺戮し、鮮血に染まったと伝えられる巨岩の千人石など、血なまぐさい伝説もあるが、運河のとおる美しい景観と広い敷地は蘇州市民の憩の場となっている。


人気ブログランキングへ



上海(蘇州)のお寺巡り4 寒山寺

2011年03月09日 | 今時の上海2010
 南北朝時代に創建されたが、現存のものは清代末の再建。創建当時は妙利普名塔院と呼ばれていたが、唐の時代に寒山、拾得の両高僧が住職を務めたこtから、寒山寺と呼ばれるようになった。
 張継の詩「楓橋夜泊」にも 寒山寺は読まれている。
 赤いリボン(30元、20元)に名前を書いて人よりも高い所に結ぶと願いが叶うと言われ、寺院内の木々には赤い花が咲いているかのようだ。

人気ブログランキングへ

上海のお寺巡り3 老城隍廟

2011年03月09日 | 今時の上海2010
 豫園商城にある、老城隍廟は600年の歴史を誇る道教寺院。霍光殿、甲子殿、财神殿、慈航殿、城隍殿、娘娘殿」の六つの殿堂からなる広い敷地内には、文化財も多い。正門に書かれた保陣海隅の文字には、神が庶民を見守るという意味が込められている。茶館や麺館も供えているので、一休みも可能。

人気ブログランキングへ

上海のお寺巡り1 龍華寺

2011年03月09日 | 今時の上海2010
 上海市内には玉仏寺、静安寺もあるが、一番規模が大きく、そして春節の初詣で最も賑わうのは龍華寺。建立の由来は、三国時代に呉の孫権が、夫に先立たれた母の悲しみを慰めるためとされ、古い歴史があるが、現存する建物は、文化大革命後のもので、龍華塔の前に流れていた玉帯河は埋められ、山門は取り壊され、井戸は埋められるなど粛正されてしまった。
報恩寺、報恩塔とも呼ばれている。
 





人気ブログランキングへ

バッタビル

2011年02月20日 | 今時の上海2010
 はい。お土産物屋さんが一堂に介した3階建ての「珍珠商場」ビル。だが、そこはお国柄、各種ブランド物のバッタもんが売られています。でも高いので、地元の人は近寄らないけど。
 昔は静安寺裏にあった露店街が安い衣料品が手に入るメッカだったが、クリーン化の一環として消滅。そうねえ、南京西路裏や、七浦路(広過ぎて目が回る)、お勧めは、豫園の南東の老街。
 
人気ブログランキングへ

DVD天国

2011年02月20日 | 今時の上海2010
 上海はDVD天国。これは中国のほかの都市と比べても群を抜いている。
 中国、香港、韓国、欧米…の映画もテレビドラマも何でもそろう。もちろん、日本の映画、ドラマの需要も高く、ドラマなら、最終回放送終了後早ければ翌日に店頭に並ぶ。映画は少し送れるが、それでも映画自体の正規版の背回る頃にはこちらも。
 値段も格安で映画1本15元、ドラマワンクール分で40~80元。DVD1枚に2話収録され、1枚15元と考えればいいだろう。流通価格は一致していないので、各店舗により差はある。
 そして、もっと安く買いたいのなら、夜店(通りのあちこちに露天がでる)。ドラマワンクール2枚組で10元。親しくなると7元売ってくれるぞ。また、最近では、日本のバラエティも豊富になった。
 露天の場合は当たり外れがあり時には観られない物もあるが、この値段ならそこはご愛嬌。
 ただ最近は取り締まりが厳しくなり、店舗では奥の隠し部屋に日本のDVDコーナーを設けたりしているので、時間の問題か?
 露天も、周期的に警察が大型トラックで回収。泣き叫んで阻止するおばさんなんかも見かけるが、翌々日には平常営業してるあたりがいかにも中国。袖の下なのか、形式的なんものなのか…。
 いたちごっことなったこの商売。深せんなんかでは、買う側が自前の外付けハードを持参して、そこにデータを移して販売している。
 因に、最近流行の韓国物や米国物は日本語吹き替え版まで売ってます。
 もちろん違法なので日本持ち込みは厳禁。