今日は、さあやが生活団には言って初めてのクリスマスのお祝い。
朝は電車で行くつもりが、結局間に合いそうになく、クリスマス会のために休んでくれただんなさんが、車で送ってくれる事に。車で行ったから一番乗りで、先生もまだ外に出てなかった。
(生活団では、朝は先生が1人外に出て待っててくれる。)
今日の食事当番に入るのは8人。その中でも一番乗り。
でも、クリスマスの食当の紙読み込んでないから、先に着いても特に先に準備してた訳じゃないけど。
私はリングケーキを焼く係に手を挙げて、3回目でできた物を冷凍してて、自然解凍して持って来てた。
朝は急いでて忘れそうになったけど。
クリスマスの献立の私の担当分は、ミネストローネ。
家で1回練習したけど、すごくおいしかった。
私はKさんと一緒にする事になっていた。
前調理で切ってもらって来てたから、比較的ゆとりがあった。
ジャーン、これがクリスマスのメニュー。
来年の記録用に撮るよう言われていたから撮れた。
ま、他の人が撮ってたから、これは本当私の記録用だけど。
パンはパン屋さんに注文して取りに行った物にリボンを付けた。
子どものお皿取る余裕がなくて、先生のお皿。
ミネストローネ。マカロニは数が均一になるようにと、ふやけないようにとで先に入れておいた。
食当の母達はお弁当持参。
昼食後から親も参加できる。
2階で集まり、その時にだんなさんにも来てもらった。
だんなさんは、お昼がまだで弁当をその場で食べた。
昼から参観みたいな感じ。
1人1人自分で決めた歌を1人でステージに立ち、歌う。
さあやは、「おもちゃの汽車」という生活団独自の歌に決めて、電話していた。
家では大きな声で歌うんだけど、今日は最初は大きな声だったけど、後半は小さな声になっちゃった。
時間があまりないのか、やり直しはなかった。
何回か準備のために、子どもを外に遊びに行かせたり、トイレに行かせたりしてて、トイレから帰って来た時は、先生が大きな黒い幕で子ども達を隠して歩かせた。
何が始まるんだろうという感じだけど、その後ろに鏡があったから、子どもが何か持ってるのが見えていた。
プレゼントがあるのは子どもにだけかと思ったら、子どもからのプレゼントがあった!
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(プレゼントを撮影したのは、家に帰ってから。)
私がビートルしてた時、さあやが生活団で習って来た歌を歌ってて、
♪メエメエ黒い羊さん 毛糸をどもうありがとう
父さまと母さまと 小さいあなたにひとつずつ
という歌詞があったのだけど、「毛糸をどうもありがとう」ってネタバレじゃ!?と思ってたけど、子どもはさほど気にしてなかった様子。
私としては、「メエメエ黒い羊さん」という曲を親子でかけ合いで歌って、その後、玄関からシャンシャンシャンシャンと鈴の音が聞こえて来たのが感動した。
先生が、どこから聞こえて来たんだろうと質問すると、全然違う方向を指す子もいたけど、どうやら玄関の方からと分かったみたいで、先生と子ども達で玄関に行ってみた。
そしたら、白い大きな袋があり、皆で運んで来た。
子ども達の運んで来たうれしそうな顔。
大きなリボンもしてあったかな。
それには手紙がついていた。
「せいかつだん 4さいぐみのみなさんへ」みたいな文で始まる手紙があった。
先生が皆の分、数があるか確認した。
そして数がある事が分かり、1人1人名前を呼ばれた。
さあやのに入ってたのはこれ。
クリスマスの2ヵ月前に、父母会で、
あるプロジェクトを伝えられる。
それは伝統で子どもにも、生活団に通っていない兄弟姉妹にも、もちろん外部にも秘密という事になっている。
私は秘密にするのが苦手で、特に寝かし付けして親も一緒に寝てしまってたから、大人だけの時間というのがなくて、普段から本来なら子どもには内緒で話した方がいい話もだんなさんと子どもの目の前で話してしまっていた。どうしても内緒の話は耳打ちで。
あと、思わず言ってしまいたくなるし、お祝いの事だと、皆で準備するのが好き。
でも、ずっと秘密にするのもいいなと思った。
大人(親・先生)は、子どもが喜ぶ顔が見たいんだな。
先生の気持ちもうれしいし、
人ってこうやって、こんな気持ちを持って命をつないで来たんだなと思う。
軽食を頂く段階になった時は、母達はまた台所に戻り、軽食の準備。
そして教室に戻る。
リングケーキ焼くというのも秘密で、家で焼いたとしても、そのままの形出ださずカットするよう言われていたし。
当日も、ハッチにケーキやキャンドルを出した時も、先生は直前まで白いシーツで隠していた。
そこまで徹底するかと思ったほど。
メインのT先生が、赤いキャンドルを持って回って、子ども達のケーキに火を灯す。
その時に、ろうそくの光がうっすらと揺れる。
T先生が、
「暗い所でも、光を照らす人になってください」と子ども達に言っていた。
それがすごく印象的だった。
帰ってからか帰り道、さあやに「クリスマス会、どうやった?」と聞くと、
「楽しかった!」と言う。
「何が楽しかった?」
「うた!」とさあや。
普段と変わらん事やん。でも、普段と変わらない事でも、うれしい気持ちがあるのを確認して、母もうれしい。
日常の当たり前の事を楽しめるのは、いいなと思う。
後は、
「みんなでプレゼント運んだのが楽しかった!」と言う。
だんなさんも来てて、車で帰れるという事もそうそうないから、帰りは前から気になっていたムレスナティーを家族のクリスマスのお祝い用に買って行った。
帰り、地元でスーパーにも寄った。
レジ付近に、980円のクリスマスブーツが前から一杯積んでいる。
買うのは簡単。
でも、
生活団のクリスマスは、重みが、思い入れが違う。
楽したい時は買っていいと思うけど、それだけじゃない。
買って当然と思ってた物が作れると分かった時、感動する。
それができるようになる事、子どもに作ってあげられる事がうれしい。
ビートルは自分で選んだ訳じゃないし、先生に言われたからだけど、子どもの絵をものに残せるってうれしい。
こういうのがあるって教えてもらわなければ、こんなのがあるのも知らないし。
自分ではやろうと思い付かない事を教えてもらえるのもいいと思う。
子どもも欲しがった物じゃないから、喜んでくれるんかなー?母の自己満足で終わらんかなと思ったけど、先生が
「自分の好きな色や形だった?」と聞いて、ああ子どもの絵を元にするというのは、そういう意味があるのか、と思った。
帰ってから、さあや、もういっぺんプレゼントを開けてみる。
のりのり、さあやちゃん。
胸のバッヂは2学期休まずに来れたしるし。
早速、マットに座ってます。