SIDEWALK TALK

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222

2017-02-22 09:49:25 | うんちく・小ネタ
Letter2月22日。にゃんにゃんにゃんの日。
つまり、猫の日らしい。
毎年2月22日、嫁さんは友だちと飲み会をする。
もう10年以上になるのかな?
嫁は、別にネコ好きじゃないと思う。


ヤマネコはべつとして、
ネコ(イエネコ)を飼う習慣のはじまりは紀元前の古代エジプトで、
ヨーロッパにイエネコがきたのは、
はるかにくだって8世紀ごろらしい。


日本には、仏教といっしょにやってきた。
仏教伝来は、通説では552年(538年とも?)。
欽明天皇の御代に、百済の聖王が仏像や経論を献じた。
日本行きの船に経巻を積むとき、ネズミに食い荒らされないように
ということだったらしい。


仏教が日本にひろまったのは、その教義よりも、
仏像の芸術性におどろいたからだと思う。
それまで埴輪や土偶などしか見たことのなかった日本人にとって、
金箔で彩られた写実的な造形美は衝撃的だったのではないだろうか?
じっさいに欽明天皇が仏像を目にしたとき、
その仏像の「相貌(みかお)端厳(きらきら)し」
といわれて、おどろかれたという記録がのこっている。


話が脇にそれた。
要するに、2月22日は嫁さんがいない夜。
ここ数年、僕はたいがい家にいて、男子ごはんをつくり、
映画や音楽ビデオをみながら飲んだくれてる。
けっこう至福の時だったりする。

ふきのとうで苦み走った男になる

2017-02-18 11:23:25 | グルメ
Fukinotou田舎育ちとはいえ、
僕は飲み屋街で生まれ育ったから、
野草や山菜にはうとい。
嫁さんは安心院という山あいの盆地の出身だが、
これまたこの手の知識はない。


けれど、嫁の実家にいくと、
お義母さんが山菜料理をだしてくれる。
結婚してはじめた食べたタラの芽の天ぷらは、
ホント美味だった。
そして今回、ふきのとうをいただいた。


ふきのとうは、雪解けを待たずに地表から顔をだす。
そう、春を告げる使者だ。
冬眠から目覚めたクマ(九州にはクマはいない)は、
最初にふきのとうを食べるといわれている。


ふきのとうといえば、
天ぷら、ばんけ味噌(味噌炒め)などが代表料理で、
いかにも「和」な感じだけど、
今回はちょっとイタリアンな
ジェノベーゼ風(ソース)にしてみた。


パスタに絡めれば、
イタリア人も「Mamma Mia!」と声を上げるだろう。
トーストにのせても、クラッカーにのせてカナッペにも。
そして、焼いた肉にもよく合う。
カルパッチョにトッピングしてもよく、
意外にも冷や奴にもマッチする。


当然ながら、ワインやビールにも合う。
どんなものでも酒の肴に変えてしまうミラクルソースだ。


この苦み走ったジェノベーゼ風ソースは、
苦み走っただけの男より使い途が多い。
役立たずの僕などと比べると、
遙かにスグレモノなのである。