こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

YMO Winter Live '81より

2007-03-14 23:07:44 | 音楽帳
今日もぐったりだが、帰ってYMOのヴィデオ「WinterLive'81」の断片を見ていた。

「実質的な意味での」YMOの1981年暮れの解散コンサートである。



アルバムとの単純な音の比較は出来ないほど、音はすごく悪いし、演奏も荒く、マイクは全く本来の音を拾っていないのだが、それが逆にリアル。

YMO自身により、1981年初めに「BGM」録音に始まった「YMO破壊工作活動」の最終場面。



「新舞踏」など、曲目も知らずに見ていると、ドイツのアヴァンギャルドなバンドのライヴといってしまっても通用する。
坂本龍一は、ここで、アート・リンゼイばりの、ノイジーで破壊的なギターを弾いている。



賞をもらった舞台セットも、まるで、3人が見えないようにしてあり、暗闇の中を3人が、すごい形相で、何かにとり付かれたように、演奏する。
まさに、病的。
切迫感があり、楽しむなどということは、カケラも無い。
それが、彼らが受けてきた「YMO」という化け物から受けた、ストレスの膨大な量に比例しているのは、まぎれもない事実である。

ああいう心境を同時代に共有しあった者としては、随分と、そこからの距離を感じる。
それもそう、26年が経過してるのだから。
お互い、いつのまにか年を取ったものだ。

そして、また3人は、2007年、別の形で、再度、出会おうとしている。
コメント (2)
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