再び、素浪人時代に戻るが・・・
1985年の6月にスティングの初のソロ・アルバム「ブルー・タートルの夢」が発売された。

当時、TDKのCMで「セット・ゼム・フリー」がよくかかっていたなあ。
そういえば、それは深夜の「ポッパーズMTV」のCMであった記憶がある。
自分には、「無難な出来」に思えたが、ユニットであったものが解散して、ソロになることで、魅力が薄まっていく、という感触を当時覚えていた。
ポリスを越えられないスティング、ロキシー・ミュージックを越えられないブライアン・フェリー・・・。
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当然、それなりの人であるから、それなりの出来にはなるのだけれども、新しい音楽の発見というのが無いという虚しさを感じていた。
それは、逆に、JAPANを解散させて、ソロの道を歩き出し、JAPANとは異なる音楽をいきなり生み出してしまったDAVID SYLVIANの存在があるのかもしれない・・・・。
そんな中ではあるが、「ブルー・タートルの夢」の中で好きな曲を選ぶとしたら、「フォートレス・アラウンド・ユア・ハート」だろうか。。。