この曲を初めて聴いたのは、1981年の暑い夏の夜だった。
5日間に渡って連続で、夏休みの企画としてNHK-FMで放送された「坂本龍一の電気的音楽講座」の中での1曲。
サイケデリック・ファーズのファースト・アルバムのこのジャケットのカッコよさ。
けだるい感じがたまらない。

ジャケット通り、妖しい雰囲気をたたえた初期のサイケデリック・ファーズは、実にカッコよかったが、次第に、その闇の世界から、化けの皮がはがれてしまったが・・・
この時代のリアル・タイムのファーズは、確実に1つの他に無い世界を持っていた。
大好きなこの「シスター・ヨーロッパ」以外にも、「Love My Way」「No Easy Street」という曲の素晴らしさは、是非オススメしたい。
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PS:このファースト・アルバムのカッコよさ/構図のアイデアは、後に、それをユーモラスに「プラスチックス」が真似して、使っている。

ニュー・ウェイヴが、日進月歩で輝いていた、あのまぶしい時代を思い出すと、ココロが燃える。
あっちがこう出てきたか!と思うと、こっちはこう出てやる!
・・・と言う具合に、ロンドン←----→TOKIOのバトルが、全体の音楽水準を上げて行った「幸福な時代」だった。