こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2011年10月1日 土曜日 ブライアン・フェリー「キッス&テル」'87

2011-10-01 14:09:13 | 音楽帳


今、自分は過去持っていたモノを捨て去り、黒のスーツしか日常着ない。
仕事入りたての頃は、「バブリーなイメージ」の魚のころものようなテカテカスーツを着た者が多かったが、そういう連中と一緒になるのを嫌い、反感剥き出しにJプレスの高価なジャケット&スラックスで通した。
寺山修司のエッセイの「1点豪華主義で生きろ」という文章にシビれた。
カネが無い貧しい社会には、何かを得るためには、何かを捨てて、1つに収斂セヨ、というコトバ。

自分は社会側が規定・認識する「さらりーまん」であるにもかかわらず「さらりーまん」という言葉自体が大嫌いで、そういう意識も持たない。
自分には背負う家族は1人も居ない。
孤として生きざるをえない。

スーツを着ているから=さらりーまんとは短絡。

自分がスーツに憧れたのは、「早くオトナになりたい」と願った中高生の頃。
JAPAN4人がスーツ姿であったかっこよさ、1982年ツアーをし始めた幸宏バンド全員のスーツ姿(おしゃれな幸宏は当然の事、ビル・ネルソンが特にかっこよかった)、ブライアン・フェリーのダンディズムがあまりにかっこよ過ぎて「あんな風にスーツの似合うようになりたい」という願望。

どんな心中が苦しくとも、クールで汗を感じさせないこと。
恩師たちから学んだオトコの在り方。

スーツと給与者は無縁であり、どんな経済面で貧困であっても、突っ張ってでも如何にかっこよくあるかが重要だった。

未だに、様々なアンケートや書類の「職業欄」に自分は適当な事を書く。
「自由人」とか「孤独者」とか「放浪者」とか「反日撲滅運動家」とか「地下生活者」とか。。。。。
全部否定される覚えの無い自分だから間違いでは無い。

それは、今社会側が規定する各々が置かれた状況そのものではなく、人間みな描く「私はここに居る」という自己証明とプライドと結びついている。




■Bryan Ferry 「Kiss And Tell」■


コメント (2)
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2011年9月30日 金曜日 マイルス・デイヴィス 「枯葉」'58

2011-10-01 00:06:27 | 音楽帳


ドイツのくもおさんへ

おつかれさまです。

こちらは21:04電車に乗りました。
あ〜っ。
また、何とか一週間を乗り切ったけれども、エネルギー1パーセントでヘトヘトです。
そちらは夕方に近づいたのでしょうか。
こちらは『こんばんは』です。
フランス・ドイツと、うらやましくもありますが、それはよその芝生。
移動距離を思えば激務。

自分の頭はドイツと言えば、冷戦下のベルリンの緊迫感になってしまいますが、時代は流れているのですね。

なにせ中国とハワイしか海外に行ってないので、未だにヨーロッパは夢世界。
みうらじゅん師匠の言葉がよぎります。

『童貞はいつでも捨てられる。
いかにして童貞をこじらすかが大事だ。』

欧州童貞が行った事が無いがゆえの誤解世界こそが、事実世界とは違う本人だけの独自世界。
それで良いのかもしれません。

***

21:45駅に着けば、小雨が降り出す。
こちらは、天気予報で言えば、土日に天気が下り坂になり、来週はさらに温度が下がるそうです。

世間では「ドイツはビールが美味い」と言いますが、大学時代に美術研究会に医者の息子のボンボンの先輩が居て、別の先輩の車で彼の所に遊びに行った際に、御歳暮の山の酒の中からドイツの缶ビールをダースごともらって帰り飲みましたが、すごく不味かった経験がありまして、世間とは乖離して「ドイツのビールはまずい」という刷り込みが出来てしまいました。

やっぱり色々飲んでみて、日本のビールが一番美味しい。

・・・ということで滑り込みセーフで、スーパーで発泡酒を買って帰り、開放された時空の中で飲みながら、ゴミ屋敷からCDを1時間ほど探索しました。

まだまだ大好きな秋は序盤ですが、ついついマイルス・デイヴィスが聴きたくなってブルーノート時代のCDを拾い上げました。
まだまだ「枯葉」には遠いですが、好きなこの曲をドイツに向けて送ります。

■Miles Davis 「Autumn leaves」■

***



「ほとんどがえっちなビデオかネットサイトの宣伝が細切れにつながっていて、テレショッピングの電話番号を悩ましいドイツ語のアナウンス」

ドイツは、今そういう事になっているのですか。
まるで80年代中盤の日本の深夜番組ですね。
ハダカ祭りでワッショイですね。
ネットがあるのに。

フランスとドイツの違いは興味深いです。

ドイツというと、ついDAFのガビ・デルガドのように、身長も鼻もでかくて・ぎくしゃくとした感じを想像してしまいます。

フランスのおしゃれな可愛い女性。
やはりキュートなのでしょうねえ。
是非、帰国されたら写真をヒューマンスパイダーブログに載せてください。
しかし、「肖像権の侵害」でしょうか(笑)。
コメント (4)
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