こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2011年10月14日 金曜日  細野晴臣  「恋は桃色」'73

2011-10-14 23:31:23 | 音楽帳


ここがどこなのか どうでもいいことさ
どうやって来たのか 忘れられるかな

土の香り このペンキのにおい
壁は象牙色 空はガラスの色

夜をつかって たどり着くまで
陽気な 唄を 吐き出しながら

闇へと つっぱしる 火の車
赤いお月様と 鬼ごっこ

ここは 前に来た道 川沿いの道
雲の切れ目からのぞいた 見覚えのある街

トゥルー トゥールル
トゥルー トゥールル
トゥルー トゥールルル・・・・・

おまえの中で 雨が降れば
僕は 傘を閉じて 濡れていけるかな

雨の香り この黴のくさみ
空はねずみ色 恋は桃色

ここは 前に来た道 川沿いの道
雲の切れ目からのぞいた 見覚えのある街

トゥルー トゥールル
トゥルー トゥールル
トゥルー トゥールルル・・・・・

(作詞・作曲:細野晴臣 アルバム:『ホソノハウス』より)

***

細野さんが、狭山に引っ越す際の、とある夜に流れる風景と心情風景の投影。

「おまえの中で雨が降れば、僕は傘を閉じて濡れていけるかな」

こんな自分の気持ちを連れ合いに思えるほどの正直な言葉はほかにあるだろうか?。

この詩を作り、歌うのも自ら。
そして、それが細野さんという朴訥な人柄であることから、初めてこの曲に出会ったとき、とてもこの言葉が心に迫って来た。
それは、今も同じ。

多々、ラヴ・ソングと呼ばれる「モノ」は存在しているが、そのほとんどに興味が無い。
自分にとっては(ラヴ・ソングと呼ばれる音楽の)表現の出し方に於いて、この曲を越えるものは少ない。
コメント
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