こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2014年10月17日 金曜日 山を越え、谷を越え

2014-10-17 23:00:14 | 音楽帳

3・11があった2011年に知った、21世紀のキング・クリムソン。
作品「コンストラクション・オブ・ライト」を2011年後半、何度も繰り返し聴いた。
今月ラジオで掛かったE・L&Pの「タルカス」でカギを開けられて動き出した回路は、「コンストラクション・オブ・ライト」の後発表された作品「パワー・トゥ・ビリーヴ」を聴くことへ。

昨日はこの作品を聴いて愉楽に浸っていた。
単純な言い方だが、かっこいい。60年代から付き合ってきた方はどう思うのだろうか?

さまざまな耳があると思うが、「ディシプリン」で再び開かれた道は、この「パワー・トゥ・ビリーヴ」に至る。その過程におけるクリムソン作品が自分は好きであり、時代のハヤリに影響されない存在感を示していると思っている。深き縁に繋がれた方はいろいろでも、ココに居る自分の耳にはそう聴こえている。

そういえば。
ピンク・フロイドがついに、新譜「永遠(The Endless River)」を発表する、というニュースが届いた。これも深いファンから見れば、すでにピンク・フロイドではないのかもしれないが、その類の話しも、今の自分には関心ない。音を聴きたいだけ。

80年代再結成時、発表された作品「鬱」。
1987年発表当時・にぶかった反応のこの作品を、21世紀クリムゾンと同時期に聴き込み、スルメのように味わい好きになった。新譜を聴くのはそれ以来になる。(本当は間に「対」がある)

昨年後半から今年前半、ピンク・フロイドで聴いた回数が多かったのは「炎(あなたがここにいてほしい)」。デイヴ・ギルモアのギターの美しさ、という点では絶品の『狂ったダイアモンド』。

自分がこの曲を初めて聴いたのは、ピンク・フロイドの作品「時空の舞踏」だった。
2枚組LP「ザ・ウォール」の成功に気を良くしたレコード会社が無理を承知で、1981年にピンク・フロイドの「ベストアルバム」を出したときだった。

ピンク・フロイドの「ベストアルバム」?
「それは無理でしょ」と少年でも分かった。長い分数の曲が基本の彼ら。
また、作品それぞれがコンセプトアルバムだったし。
A面&B面各々(たった)二十数分程度のLPレコード。その1枚に押し込む無理を行った。

そう言いながら、ジャケットのデザインと「ピンク・フロイド入門」の意識もあって、LP「時空の舞踏」を買って聴いていた。
(スロッビンググリッスルの「グレイテストヒッツ」。そのLPタイトルのブラックジョークには苦笑いした。)

■ピンク・フロイド 「永遠(The Endless River)」サンプル■
2014年11月12日 国内発売予定
コメント
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